子宮頸がん円錐切除手術後の出来事
術後順調だったはずが2週間もしてから突如出血した経験をお話しします
こういう事例もありますよってことで参考までにお伝えします
正直 気をつけようがない
最近は日帰りの方も多いそうですが 私は保険の都合で1泊2日を選択しました
術後の痛みもなく体調も何ら変わらないので
十分過ぎる程とった休暇を持て余し 療養中ながらチョロチョロ外出していました
段々大胆になりチョロチョロの範囲も広がっていきます
最後の方は普通に1日上野で買い物とかしてましたよ
ガン治療を終えたばかりの緊張感なんてまるでなし
術後2週間経過しての大量出血
療養と言う名の休暇を楽しんで(さぁ今日から職場復帰だ!)という日の朝
それは通勤電車の中で何の前触れもなく起こりました
もうすぐ最寄り駅
出入り口付近で扉が開くのを待っていると
((ドロッ、))
え;
ええ?!今まで大丈夫で今出血する?!
念の為ナプキンしてて良かったと思いながら
駅に着くと急いでトイレに向かいました
わずかな時間にも関わらず
ナプキンが限界いっぱいに血液を含んでショーツに染み出しています
まったく出血が止まらず
ナプキンを取り替えたそばから再びナプキンいっぱいに出血するのです
それも血液が凝固してレバーみたいな塊となって
((ぶるんッ!))といった感じでアソコから飛び出てきます
恐いッ!
もう出勤どころではありません
会社に電話をし欠勤を伝えると今来た道をUターンしました
しかし・・
ここでなぜか病院へ直行せずに一度自宅に向かってしまいます
痛みがなかったので安静にすれば治まるかと思ったんですよ;;
タクシーで救急搬送
途中下車してはトイレに行き必死に自宅を目指します
急ぎたいけどドッと出ないように
ソロリソロリ・・・
アソコにキュッと力を入れていればいつもなら出血をおさえられるのに
お構いなしに溢れてくる
自宅に着く頃には下着どころかジーンズも血液でベタベタ
黒のジーンズでなかったら昼間の街中など歩いていられなかった
こうまでして自宅へ戻ったのに出血はおさまる気配をみせず
蒟蒻ゼリーのようなゆるい塊となって同じ調子で出続けます
さすがに怖くなり手術をした病院に電話
するとすぐに病院にくるよう言われました
それでも救急車を呼ぶのはためらわれたので
タクシーを呼んで急いで西新宿の病院に向かってもらいます
出血で座席を汚さないよう腰にゴミ袋巻き付けて乗り込んだから
びっくりされてましたね((笑;;
大丈夫じゃないので早く病院へ;;
救急搬送口に着くと
待っていた看護婦さんによって車いすに移され処置室に運ばれました
麻酔無しの縫合処置
処置室に着く頃は車いすも下半身も血だらけ
肩を借り診察台に座るのがやっとでした
その間も出血し続けるので
看護婦さんが床を拭いていたのを記憶しています
そして しばらくして現れた女医さん
なんと 麻酔なしで即縫うとおっしゃるではないですか
ランボーかよ!
しかし反論が言葉にならぬうち施術開始
出血が多くて患部が良く見えない!
とか何とかおっしゃりながら出血元である手術痕を縫合します
麻酔無しでッ!
意識もうろうとしているせいか記憶が飛んでいるのか
麻酔なしで縫われたとは思えないほど痛みは感じなかったです
後で知ったんですけど子宮頸部って痛点ないらしいですよ
縫合後 膣にガーゼを詰めて止血
診察台から降ろされますが貧血で意識朦朧
自力で立っていることができず乗ってきた車いすで医務室の様な部屋に移され
そこのベッドに寝かされました
縫合処置にかかった費用
どれくらい経ったのか
看護婦さんに声を掛けられ時計をみると夕方の4時少し前
〇〇さん、どうですか?帰れますか?
ここ4時に閉まりますから、
ちょっと場所移動してもらわないと・・・
もう明らかに帰宅してほしい感じです
随分冷たいなッ!
まだふらつく体を何とか起こして
正面玄関で客待ちをしていたタクシーに乗り込み帰宅
そして翌日には再来院
一般受付で処置後の様子を確認しガーゼを除去して今回の緊急処置は終了です
おっかなびっくり仕事復帰、
大量出血の原因はかさぶたの剥離
子宮頸がんの円錐切除術は手術終了時に切除部にかさぶたが形成され
それが蓋となって止血されているのです
術後いきなり自力任せかい!?
このかさぶたが剥がれる術後1~2週間頃にまれに大量の出血があるそうです
そしてその場合は糸で縫合する処置が必要になります
そんな大事な事、もっとしっかり患者に伝えておかないと絶対ダメでしょ!!
いざという時の心構えや用意があるとないとじゃ大違い
おかげで本当に怖い思いをしました
それにその場合って皆、私みたいに麻酔無しで処置するの?!他に手段ない訳??
と やっぱり多くの疑問が残ります
次、子宮内膜症の経過観察に行った時先生に質問してみよっと
保険加入が難しい
最近、自身の保険を見直すため保険の窓口を訪れました
加入していた保険が入院手術に手厚い割に通院治療に弱く
乳がんになった時の放射線治療など費用負担が心配になったからですが
すでに10年前になるこの子宮頸がんのせいで
希望する保険に加入できず困りました
上皮内がんでもダメなのね、
一度でも癌になると保険会社の対応はぐっと厳しくなりますよ
はじめチューリッヒに申請したら見事断られました
だったら門前払いにしてほしいよ!申し込みできたから期待したじゃないか、
最近は病気でも高齢でも入れる保険なんてCMで良く聞きますが
結局若くて健康な人に比べて加入が難しいのは変わりませんよ
あまり過度に期待しないようにしましょうね
病気に対する無知が生む心無い言葉
最後に
子宮頸がんは、性交渉によって感染するため
どうしてもあらぬ誤解を受けがちです
そんな私もズバリ言われました
痛風になってしまえ!
無知が生んだ言葉だってわかってます
しかし本当に腹が立つ
いつか自分の過ちに気付いてほしい・・・
しかしこういうのって
本人は言ったことすら忘れてるんですよね
やっぱ痛風にでもなってしまえ。チッ、