諸星大二郎ナンセンス漫画【天崩れ落つる日】辛口会談・毒を食らわば他

諸星大二郎ナンセンス漫画【天崩れ落つる日】辛口会談・毒を食らわば他 怖い漫画
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諸星大二郎【天崩れ落つる日】

諸星大二郎【天崩れ落つる日】

出版情報

JUNP SUPER ACE『天崩れ落つる日』
・作者:諸星大二郎
・短編全19話
・発行所:創美社
・1997年発行
・定価800円

集録作品

《PART1》ゼピッタの気ままな旅
・天崩れ落つる日
・コンプレックス シティ
・広告の町
・わたしは快になりたい
《PART2》怒々山博士の学問への情熱
・ど次元世界物語
・逆立猿人
・怪談 竜の足跡
・陽はまた昇る
《PART3》シマ男とその他の風変わりな人たち
・シマ男の逆襲
・コルク栓のある死体
・郵便ポストはなぜ赤い
・シマ男の復活
・辛口怪談
・毒を食らわば―麒麟料理のおいしい食べ方―
・奇妙なレストラン
・真夜中の会合
・客船セント・ピーター号上の昼食会
・4コマごっこ
・アリゲーター

概要と主観

珍しくお気楽な作品をチョイス。諸星大二郎『天崩れ落つる日』。

ほとんどがナンセンス漫画です。

お気に入りは『ゼピッタシリーズ』。読んでると開放的な気分になれます。

ナップサック1コ背負って旅をする女ゼピッタ。

行き先も、食う飲む寝る、男も行き当たりばったり。

よっぱ
よっぱ

いいな~

ゼピッタには愛がないのよ。

愛着がないと心底自由でいられると思う。他者を必要としないからね。

よっぱ
よっぱ

羨ましい

けど無理。真似できない。何にも囚われることなく自由に生きるって、

よっぱ
よっぱ

自分には怖くてできない

ところで、

各作品共シリーズといっても作数は少なくこれっぱかし。

ほんとモロ先生ってコンスタントにシリーズ書き上げませんよね。

それについて先生自身があとがきでしつこく言い訳していますので、

ぜひ最後までお読みください笑

 

作品ピックアップ

ゼピッタの気ままな旅・わたしは快楽になりたい

ゼッピッタが新たに訪れたとある街。

その街では経済成長を支える為、労働局が誇るコンピューターが

市民各自の職業にあわせて、その労働の量だけ

性的刺激を脳に直接送るという画期的システムが導入されていました。

おかげで当初は著しい経済発展を遂げたものの

人々はオーガズムを得ようと無駄な仕事を長々と続け

非効率で不経済なものとなっていきます。

 

辛口怪談

ある男が新居近くを探索中に一軒のカレー屋を見つけます。

ちょうどお腹も空いていたので一休みしようと中に入ると

ガランとした店内に不愛想なボーイと男性客が一人だけ。

しかもその客が、カレー皿を持ったまま

食べもしないでボロボロ泣いているのです・・・

 

よっぱ
よっぱ

これ、淡々としてるのに妙に後を引く。こういうのとても好きです。

『諸星大二郎』作品がもっと見たいなら


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