池川伸一【恐怖のほうたい女】
出版情報
ひばりヒットコミックス
池川伸一怪談シリーズ『恐怖のほうたい女』
・作者:池川伸一
・1巻完結
・発行所:ひばり書房
・1973年発行
・定価280円
概要と主観
子供の頃いつも読みふけっていた『ひばりコミック』。
自分的全盛期は1970~80年代。
愛着から手放せないだけで、内容はそれほど深くない作品が多いのですが、それでも手元に残した作品を見直すと、
これがねー、う~ん、ほんと自分の性格がよく表れてるなーと感じます。

頑固なんですよ!頑固!ガッチガチに
これなんか特にそう!
1973年発行の池川伸一『恐怖のほうたい女』
あらすじ
再婚するために妻である母親と娘の自分を捨て、さらに死に追い遣った父親への復讐劇。
父親に恨みを晴らすため、何の罪もない再婚相手との息子を気が狂うまで痛め付け、娘は父自らの手で刺し殺ろさせ、最後には父本人を心臓発作であの世に送るといる念の入れ様。
しかも、そこまでしておいてこともあろうに、

だめだわ全然気がはれないわ。私の顔はもうかえってこないのよ。
そして、復讐に加担した医師の

結局ふくしゅうなどというのはむなしいもの・・
という結論のもとに

どこか遠くへいきます。とめないでください。
といって、塵となってこの世から消え去ってしまいます。
もう、今の自分がどうしたいか、結果どうなるかなんて、そんなの一切関係なし。
やると決めたらやり切る。その根性ったらまー凄まじい。
けど私、そういう何の得にもならない根性、大事にしたいと思います。
やらないで後悔より、やって後悔。
これですよ。少なくともやったという達成感は残るでしょうから。
幽霊坂悲劇
この作品が終わったあとに2ページの見開きで【次回予告(仮題)幽霊坂悲劇】というショート漫画があります。
最後に【次回御期待下さい!!】と締めくくられていますが・・
これ!いったいどこからきて、次回がどこで掲載されるのかさっぱりわかりません。

謎過ぎる;;
伸一の一日行状記
さらにその次のページにも見開きで【伸一の一日行状記】という日記のようなものまで載っています笑
ひばりコミックは他にも、カバー袖部分に読者プレゼントの抽選結果が載っていたりと、内容とは別にいろいろ盛りだくさんとなっております。

そのあたりも楽しんでください