知人型ストーカー
私とストーカーになったAとは単なるバンドのメンバーにすぎません。男女の関係など一切ありませんでした。
しかし知人型ストーカーの場合、一時的にしても恋愛関係がある事が非常に多いうえ、自己愛の化け物のようなAが在らぬ嘘八百を並べ立てたに違いないので、
Aのせいで縁を切ることになった当時の友人知人に、事実を伝えられないままとなったことがとても悔しかったです。
ストーカー行為:彼氏気取り
私には付き合っている彼氏がいましたし、それを隠したりしていませんでしたが、その彼をバンド仲間に紹介したり、見られそうな場所で連れ立って歩くことはしませんでした。
彼が他の連中みたいにAに振り回されるのを避ける為ですが、私がそうして常に一人でいるため、Aが徐々に彼氏面をみせるようになります。
まず、人前で必要以上に体に触れてくるようになりました。さも親しげに、まるで周囲に見せつけるかのように。
そして他の男性が私の側に近寄ると、チンピラ風情で威嚇するのです。
ライブの時など挨拶の為に声をかけようとしただけの他の出演者に対し、無言でメンチを切って遠ざけた後

おめーは見た目で舐められっからさー、俺のこと彼氏だって言っときゃいーんだよ!!
そう言うと私のいないところでも、あたかも自分が彼氏であるよう臭わせる発言や行動を繰り返したのです。
ストーカー行為:行動を束縛
そのうちAは私のバンド仲間の交遊関係を調べ、その付き合いに口出しするようになりました。
確かに始めは皆Aの紹介でしたが、暫くすればそこから派生した付き合いも生まれます。中にはAが面識のない人間もいるのですがAはそれを認めません。Aを介さない付き合いを許さないのです。
Aはどこで情報を仕入れるのか、

おい!おまえ一昨日○○たちと飲んでただろ!俺が知らないとでも思ってんのか?!なにやってんだよ!つかおまえ犯られんぞ!あいつおまえのこと狙ってんだからよ!
そんな感じでまくし立てます。
あとで聞いた話だと、私がよく飲んでた人達に度々電話をかけ、今そこに私がいないかどうか確かめていたそうです。

本当に只のバンドメンバーですよ!おかしいですよね?!
このような行動が繰り返される中、Aを彼氏扱いする知人も現れ、本人もその気を増していったと思われます。
ストーカー行為が沈静化
そんなAの態度にかなりストレスを感じていた頃、なんと、突然Aに女ができました。
それまでのアパートを家賃滞納で追い出されたばかりだったAは、やり逃げるつもりでナンパした女が池袋で一人暮らしと知り、部屋に上がり込みそのまま居座ったのです。
その後、スタジオや飲み会にも頻繁に彼女が顔を出すようになり、Aの彼氏面が控えめになったまま月日が過ぎていきました。