
こんにちは
よっぱ(@yoppa45)です。
今日は『やばい民間療法』について
自身の火傷の話をしようとして、
昔父親が火傷した時の話を思い出したので、
合わせて紹介します。
これはヤバい!昭和の民間療法
火傷にはオシッコ
亡くなった父が子供の頃に火傷した時の話。
昭和19年生まれだった父が小学生の時の話なので、
昭和30年代のことになりますかね。
稲刈りも済んだ秋頃。
父は友達を追いかけ畦道を走っていた時、
バランスを崩して
乗っていた自転車ごと田んぼ側に転倒してしまいました。
ところがまったく運の悪いことに、
そこでは刈り入れ後にできた
モミ殻の山が燃やされていたのです。
柔らかなモミ殻に手足をとられ自転車も邪魔をして、
友達に助け出されるまでに
父はかなりの火傷を負ってしまったそうです。
慌てた友達が近くにいた大人たちを呼んできましたが、
そこでとられた応急処置がなんと、
オシッコをかけるだったのです。
アンモニアに殺菌作用があることから
そんなデタラメが信じられてしまったようですが、
大人の男が数人集まって
しゃがみ込んだ父(=火傷した子供)に向かって
放尿したんだとか。。

あり得ない💧
歯痛に梅酒
これは我が家限定としておきましょう。
そして別に飲めと言われたのではありません。
母が浸けていた果実酒は
べらぼーにアルコール度数が高かったので、
口に含んでいると歯茎がしびれて痛み止になりました。
あくまでも応急処置ですが、
ぶっちゃけ昭和は子供が酒飲むことにかなり寛容でしたから。
怪我にはアロエ
私が子供の頃は、
転んで擦りむいてもアロエ。
虫に刺されてもかぶれてもアロエ。
火傷もやっぱりアロエ。
ちょっとした怪我は
『アロエ塗っときゃ治る説』が
蔓延しておりました。
アロエは『医者いらず』と呼ばれ、
多くの家で玄関先にアロエが植えられていました。
まさに常備薬。
確かにアロエは健康に良い植物で、
傷や肌荒れの改善や健康効果を持っています。
しかし
怪我や火傷に使用する時はアロエの熱湯消毒が必要ですし、
程度の軽い場合に限ります。
庭先で雨風にさらされたアロエを
汚れた手でそのまま塗り込んだのでは、
菌がついて感染症を起こしかねません。
<アロエは万能>と思って適当に使っていると
思わぬアクシデントにみまわれますので注意してください。
余談|子供一人で料理は危険
子供の頃、
お菓子づくりにこっていた時に、
飴をつくっていて火傷しました。
お湯や油よりキツいと思います。
砂糖に水を加えて煮詰めていくと
①105度で『シロップ』
▼
②110~120度まで上げて急に冷ますと『アイシング』
▼
③150~160度に上げて急に冷ますと『べっこう飴』
▼
④180度以上に上げると『カラメル』
と、このように加熱温度によって変化していきます。

厳密にはもっと細かく分かれます
私は飴ちゃんをつくっていたので150度超えとなります。
これを足の甲に落としました。
飴は粘度が高いため足にくっついて離れません。
そして足の上でゆっく~りと広がり、
広がった分だけ火傷範囲も広がります。
慌てて払い除けようと手を出すと触った手まで火傷します。
飴ごと足を冷やすため風呂場に向かい、
水をはった桶に足を突っ込み数分後・・

足の上でアメちゃんの完成です
今度は冷えて固まったこの飴ちゃんを
足から剥がさなければいけません。
そのままでは皮ごとベロっと剥がれてしまうので、
表面にヒビを入れて小さな破片にして少しずつ叩き落としました。

レアな『生皮入り』キャンディの完成
そして最後にお約束
傷口にアロエをぬって終了です。
そして火傷したことは隠していました。

痛いより怒られたくない気持ちが勝ったんですよね・・・
子供一人の料理は危険です。
ちゃんと大人のいるところでやりましょう。
要点まとめ
⭕アロエにはたくさんの効果効能があるが使い方には注意が必要
⭕火傷にオシッコをかけるというとんでもない民間療法があった