厚生労働省が示すPTSD定義と判断基準
厚生労働省では『PTSD』を
とても怖い思いをした記憶が整理されず
そのことが何度も思い出されて当時に戻ったように感じ続ける病気
と定義しています
震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています
突然怖い体験を思い出す 不安や緊張が続く めまいや頭痛がある 眠れない
といった症状が出ます
PTSDはストレスとなる出来事を経験してから数週間
時には何年もたってから症状が出ることもあります
つらい体験によって眠れなくなったり
食欲がなくなったりすることは誰にでもあるものですが
それが何カ月も続く時はPTSDの可能性があります
PTSDによくある症状をまとめました。
○ふとした瞬間に辛い体験やその時の感情がよみがえる。
○突然感情が不安定になり、涙ぐんだり怒ったりする。
○その体験を今起きているように生々しく思い出す。
○同じ悪夢を繰り返し見る。
○ぐっすり眠れない。
○緊張状態が続き終始イライラしてしまう。
○ちょっとしたことに驚いたり警戒してしまう。
○記憶を思い出すきっかけを無意識に避けるため行動が制限されてしまう。
こうした症状がいつまでも続いたり、悪化するようなら、
PTSDの可能性が高いです。
トラウマ体験ストーカー加害者をずっと夢に見る
私は 昔バンド仲間だった男からストーキングされた経験があります
何年も経つのに 今でも時々その男の夢を見ます
夢の中で私は 両腕を振り抜いてやつを殴り 体を掴み振り回して壁に叩きつけ
ほとんど格闘家並の身体能力で 全力で叩きのめしています
ですが あの男は必ず起き上がりまとわりついてきます
繰り返し殴り 投げ飛ばしますが ぼろぼろの体でしがみついてくるのです
私の拳は傷つき 節々から血がにじんで 疲れ果て
肩で息をしながら途方に暮れる そんな夢 大体いつも一緒です
いったいいつまで こんな夢をみなきゃいけないのでしょうか
夢だけじゃありません
やつと似た姿や声を見聞きすると 今でもギクッとして動きが止まります
時が経ち 当時の風貌のままなはずがないのに
私程度のぬるい被害でこれなのだから
報道レベルのストーカー被害者が被るPTSDの深刻さは計り知れません
PTSDを肉体の傷害と比較して軽んじることがあってはいけないと つくづく思います
