
こんにちは
よっぱ(@yoppa45)です。
小さなことから大きなことまで、ちょいちょい繰り返す痛い体験をブログに綴ってます。
高校生の時、自然気胸を発症して開胸手術しました。死ぬかと思った・・その時の話です。
自然気胸で開胸手術
手術に至るまでは、圧迫感からの呼吸困難といった多少苦しい思いはありつつも、痛い!と感じたことがほとんどないのに、治療の方がしんどくて割りに合わないと感じていました。

ほっといたらダメかな?
そうして病気自体に大した恐れもないまま、とうとう手術することになったんです。

えー、ほんとに手術するの?!
と思ってたら、翌朝早々に大学病院に移動。そしてその病院の滞在もたった半日。検査だけ済ませるとまた違う病院に移されその翌翌日には手術という慌ただしさ。

恐がる時間もありません
手術当日
そしていざ!人生初・全身麻酔で開胸手術

の前に筋肉注射
肩に射たれたこいつが思いもよらぬ痛さ;;岩盤に坑道を掘り進めるような感じ。メリメリメリメリ音がする!(気がする)

いったぁーい💢
それが終わると、いよいよストレッチャーに乗せられ個室から手術室に運ばれます。
ドラマでみる絵に描いたようなオペ室に到着。ストレッチャーから手術台に移されます。照明が眩しくて目が開けられません。そして吸引マスクをつけられると、10も数えず闇の中。。。
人工呼吸器をつけたまま覚醒
そして、目が覚めるとそこは病室。両親の顔が心配そうに覗いている・・・とばかり思っていたのに。うっすらと眩しい光が見えた瞬間
苦しい!
息ができない
至る所がチューブに繋がれたままの状態で手術台の上で意識が戻ってしまったのです。この眩しい光は病室のものではなく最後にみたオペ室のもの。まだ鼻にも喉にもチューブが詰まっています。
呼吸ができない!
このチューブを抜かないと息ができない!
けど麻酔が効いてて体が動かない!
自分じゃ抜けない!誰か抜いて!
苦しい!
苦しい!

死ぬッて!
正に糞尿垂れ流しの苦しさと恐怖
そんな私に向かって看護婦さん、

まだ外せませんからっ!!
息しないと死にますよ!!
私の記憶ではそう言われたことになってるけど、実際はどーだったかわからない。ただ、ほんの少し冷静になって喉と管の間にできた僅かな隙間を頼りに、ギリギリで息を吸ったのを覚えています。
チューブが外されるまでのあの数分間は私の人生で最も苦しい瞬間だった。死ぬまでそうであってほしい。あれより苦しい思いを生きてる間に2度と体験したくない。
全裸でストレッチャー移動
チューブが外され呼吸が落ち着くといよいよはっき周りが見えてきます。
私は様々なチューブに繋がれ真っ裸の状態。その手足を数人の看護師たちにつかまれ『いっせ~の~せっ!』との掛け声と共にストレッチャーに移されます。その姿が我ながらまるで、ホロコーストで墓穴に投げ捨てられる遺体のようだと思いました。

もちろんそんな乱暴には扱われてません
手術室を出るまではシーツもかけてもらえず、素っ裸の自分を何人もの人が取り囲んでいます。恥ずかしいというか情けないというか、18の自分がまるで老婆の様に思われました。

早く人間になりたーい!
しかし人間らしい自分に戻るにはさらにもうひと試練、強~烈な痛い体験が待っています。さっきのが人生で最も苦しい瞬間だったのに対し、この後人生で最も痛い瞬間がやってきます。

ふぅー、マジしんど;;
しかーし!子宮内膜症の手術の時は目が覚めた時すでに気管チューブは外された後でした。もしその前に意思疏通ができていてその記憶がないだけだとしたらそれこそ正しいタイミングであって、あんな風に管だらけで完全覚醒するのは

やっぱり麻酔の調整が甘かったんじゃないの??
と私は言いたい。実際そうであってほしい。でないと、手術の直後がもれなくあんなに苦しいなんて手術受ける勇気なくなりますよ。ほんと、
近年の気胸手術は腹腔鏡下術
何かの治療受ける度に思いますけど、医療ってほんとに日々進歩してるんですよね。実際、肺気胸手術も近年ほとんどが『腹腔鏡下術』で行われているそうですよ。実際、私の肺気胸の手術痕にほとんどの医者が食いつきます。

この大きな傷って気胸の痕ですか?へー
昔のやり方に驚いてんじゃないでしょうか。なんかリアクションがそんな感じなんです。今同じ手術したらきっともっとずっと楽なんだろうな。

たぶん、
私も医学の進歩に役立っているんだ!

きっと、
だから、この後中途半端な処置をして私に地獄の苦しみを与えた医者も、それを教訓に成長したと思いたい!

つづく