自然肺気胸の開胸手術後の痛みと快復日数|強い痛み止めは使い過ぎに注意

自然肺気胸の開胸手術後の痛みと快復日数|強い痛み止めは使い過ぎに注意 病気の治療・予防
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自然肺気胸の開胸手術後の痛みと快復日数

自然肺気胸の開胸手術後の痛みと快復日数

 

人工呼吸器を装着したまま覚醒した体験談

 

術後は体のあちこちが管で繋がれており ほとんど身動きが取れません

点滴、排尿、その他諸々 脇下の切開部からとその下方からは特に太いチューブが出ていました

 

下方の管は肺に溜まる血液などを抜く為のもので

その真っ赤な液体が自分の体内から出ていると思うと 怖くて直視できませんでした

 

胸腔ドレナージ(胸腔ドレーンの留置)とは、
肺と胸壁の間の空間(胸腔)に胸腔ドレーンと呼ばれるチューブを挿入することです。 この処置は、肺が虚脱しているとき(気胸という病態)に、胸腔から空気を抜くために行われます。 ときに、胸腔から液体(胸水)を抜くためにこの処置が行われることもあります。

 

それでも 排泄管が外され個室から大部屋に移る頃には

残りの管を引き連れて自力でトイレに行けるようになります

 

切開部に刺さっている大きな二本の管もそろそろ外そうかという頃

先生が様子を確認しながらしばらくゴソゴソしておりましたが

 

お医者さん
お医者さん

まだちょっと早いな

 

抜くかと思われた管から手を離した瞬間

 

よっぱ
よっぱ

ぐあッ!

 

衝撃的な痛みが体を突き抜けました

 

お医者さん
お医者さん

あ・・少しずれたか

 

痛みの原因はドレーンの固定を緩めたことで

体の動きに伴ってドレーンが体内を刺激するようになったからでした

 

よっぱ
よっぱ

呪うぞ!

 

経口鎮痛薬はおろか座薬も全く効果なし

痛みの連鎖を呼ぶので 刺激に対し身動ぎせず歯を食いしばって堪えましたが

本当なら飛び上がらんばかりの痛みです

 

よっぱ
よっぱ

麻酔で眠らせて欲しかった

 

映画やドラマのように気絶したかったです

ショックや痛みで気絶するアレって絶対嘘だと思いました

 

 

ドレーンが抜かれてからの快復は順調で

開胸手術からわずか2週間ほどで退院

 

切開した側の腕がしばらく不自由でしたが

それでも意図して動かすことで

かなり早く元通りに動かせるようになりました

 

ひきつれるような多少の痛みや違和感はしばらく残りましたが

本当に2~3か月ですっかり元気になりました

 

強い痛み止めは使い過ぎに注意

強い痛み止めは使い過ぎに注意

 

手術は成功して肺気胸が完治したのは良かったですが

思わぬ副産物が私を悩ませました

 

多用した痛み止めの副作用と思われる発疹が顔中に現れ

目鼻がはっきりしないほど離れた場所からでも赤ら顔がわかるほど

大きなものは痕になってしまったのです

 

中学の時もニキビでそれほど悩まなかったのに

高校も卒業しようかという年になってから急にアバタ顔になるなんて

 

よっぱ
よっぱ

ショックでか過ぎ

 

こんなことになるとわかっていれば

大して効かない痛み止をあそこまで多用しなかったのにと

本当に強く後悔しました

 

痛み止めの乱用は後で思わぬ副作用をもたらします

使用はよくよく検討してからにしましょう

 

以上 参考になさってください

 

要点まとめ

現在の医学では自然気胸のほとんどは胸腔鏡下術で直る

重度の場合も開胸手術なら再発はごく稀

開胸手術でも2週間弱で退院可能

術後の痛みや違和感は2~3か月で治まる

 

その治療にいくらかかるかわかりますか?