こんにちは
よっぱ(@yoppa45)です。
肺気胸の術後、
退院を待つ間に起こったとんでもなく痛い体験をお話しします。
映画やドラマのように気絶したかったですよ。
ショックや痛みで気絶するあれって
私、絶対嘘だと思ってます!
肺気胸の開胸手術後のようす
壮絶な苦しさを乗り越え、
病衣を着せてもらい人間らしい姿になると気持ちが前向きになり、
痛い割にけっこー元気です。
人工呼吸器の苦しさに比べたら全然我慢できる!
しかし相変わらずあちこち管が刺さったまま。
右脇下の切開部とその下にも。下の管は血で真っ赤っ赤です。
気持ち悪くて直視できません;;
確か肺に溜まる血液なんかを抜く為のチューブだったはず
正解です
はじめはこれに点滴と排泄の管も付いて
管だらけで寝返りもうてません。
しかし、排泄管が外され個室から大部屋に移る頃には、
残りの管を引き連れて自力でトイレに行けるようになります。
胸腔ドレナージによる激痛体験談
その後の順調な回復により
切開部に刺さっている二本の管もそろそろ外そうかとなり、
先生が患部の様子を確認しにまいりました。
しばらくゴソゴソしておりましたが
まだちょっと早いな、
抜くかと思われた管から手を離した瞬間
ぐあッ!!
衝撃的な痛みが体を突き抜けました。
あ・・・もしかして、少しドレナージの位置ずれたかな・・
突然の激しい痛みのは、
患部から体液を吸い出すために装着されている
ドレーンの挿入口がずれてしまったことが原因でした。
しっかり固定されていた挿入口を緩めてしまった為に
体の動きに伴ってドレーンが体内を刺激するようになったのです。
呪うぞ!
痛みに対する恐怖で微動たりできない。
いったい何の罰ゲームだ;;
体内をチューブで直に突かれるんです。
経口鎮痛薬なんか何の足しにもなりません。
座薬だって全く効果なし。
麻酔で眠らせて欲しかった
痛みの連鎖を呼ぶので刺激に対し身動ぎもせず
歯を食いしばって堪えましたが
本当なら飛び上がらんばかりの痛みです。
この状態がほぼ2日。
精魂尽きて一気に老けた気がしました。
開胸手術後の回復期間
ドレーンが抜かれた後の回復はいたって順調で
開胸手術からわずか2週間ほどで退院となりました。
切開した側の腕がしばらく不自由でしたが、
それでも意図して動かすことで
かなり早く元通りに動かせるようになりました。
ひきつれるような多少の痛みや違和感はしばらく残りましたが
本当に2~3か月ですっかり元気になりました。
痛み止め乱用による副作用
肺機能が回復し元気になったのは良かったのですが、
思春期にはとてもとてもツラい副産物がその後私を悩ませました。
多用した痛み止め座薬の副作用と思われる発疹が顔中に現れたのです。
目鼻がはっきりしないほど離れた場所からでも赤ら顔がわかるほどで
大きなものは痕になってしまいました。
ニキビでそれほど悩まなかったのに急にアバタ顔になるなんて
大ショック!
先にわかっていれば
大して効かない痛み止をあそこまで多用しなかったのに!
チックショー!!
痛み止めの乱用は後で思わぬ副作用をもたらします。
使用はよく検討してからにしましょう。
要点まとめ
⭕現在の医学では自然気胸のほとんどは胸腔鏡下術で直る
⭕重度の場合も開胸手術なら再発はごく稀
⭕胸腔鏡下術後はドレーンと呼ばれるチューブを挿入する(よっぱの場合)
⭕開胸手術でも2週間弱で退院可能
⭕術後の痛みや違和感は2~3か月で治まる
⭕ドレーンが体内でずれると生き地獄を味わう
⭕痛み止は乱用すると後で痛い目に遭う