高血圧は脳卒中でも手術できない!頭痛の前兆と脳梗塞との違い

病気治療の回顧録



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母が意識不明で緊急手術

月曜日、出勤の為に慌ただしく身支度を整えている最中に、珍しく故郷の兄からメールが届きました。

まずは会社に向かおうと未読のまま自宅を出て、駅のホームで電車を待つ間にメールを開くと、

彼氏

心配させたくないけど、おかぁー(母)の具合が悪い。

差し迫った様子のない文面ですが、兄がメールを送るくらいだから軽くもなかろうと思い、今きた電車を見送って少し静かな場所に移り電話をかけました。

すると、

彼氏

おかぁーなー、金曜に手術して、まだ意識が戻らんのだわ・・

よっぱ
よっぱ

ええッ?!

何がどーして急にそんなことになったのかは後で詳しく聞くとして、とりあえず今すぐ帰省すると言ったのですが、

彼氏

面会時間が限られとるで、会えるとしても明日だわ。だで、そこまで急がんでもえーぞ。

そう言われ、ひとまず会社に行き事情を話し翌日の休みをもらい、急ぎの仕事だけ片付け帰宅。翌朝、朝イチの面会時間に間に合うよう東京駅から新幹線に乗ったのでした。

ICU(集中治療室)の母と対面

名古屋駅から病院へ直行し、集中治療室の前で面会時間になるのを待っていると、兄がやってきました。

時間になり中に入ると、とても大きなワンフロアにいくつもベッドが並んでいます。

よっぱ
よっぱ

入り口は個室の扉一枚って感じだったのに、中の広さとのギャップがすごいな。。

そんなことを考えながら兄の後ろについていくと、そのうちひとつのベッドの前で足が止まりました。

そこで横たわっている母の顔はむくんでパンパン。はっきり母だとすぐわからなかったほどです。

さらに剃髪された後頭部には、切り取った骨をガンタッカー(建築用ホッチキス)でとめたような傷跡が丸見えになっており、到底生きた人間の物とは思われない酷い有様でした。

そして意識が戻らないという現実・・・

現状が相当に厳しいものであることが、沈痛な面持ちの兄からも察することができます。

彼氏

まったくよー、なんでこんなことになったんかなぁ。。とりあえず声かけたってくれ。

聞きなれた声が話しかけると意識が戻ることがあるというので、私も大きな声は出せませんが懸命に呼び掛けました。しかし反応はありません。

一回の面会時間は15分ほど。

私は午後の面会まで院内で時間をつぶし、パートを終えて見舞いに来た義理の姉と共に再び母のもとへ。

女性
兄嫁

声かけながら手足をさすってあげてね。

寝たきりで血流が悪くなってしまうので、こうして温めてあげるのだとか。

面会時間中さすり続けましたが、この日の面会で母の意識が戻ることはありませんでした。

彼氏

このままこっちにおってもいつ意識が戻るかわからんで、お前とりあえず東京戻っとれ。何かあったらすぐ電話したるでさー。

その後最寄り駅まで送ってもらう車中で、兄がこれまでの経緯を語ってくれました。

検査で判明した微量の脳出血

前の週に、母が頭痛とめまいを訴えたそうです。

とても気分が悪いと言うので兄が車で病院へ連れていき、検査の結果、脳内に出血がみられる『脳卒中』だと診断されました。

脳卒中|のうそっちゅう
脳内の出血や血液循環の障害が原因で、主に半身不随に陥る救急疾患の総称。

脳卒中は大きく3種類に分類されます
①脳梗塞 ②脳出血 ③くも膜下出血

違い(詰まる or 破れる)
・脳梗塞は脳血管が『詰まる』
・脳出血くも膜下出血は脳血管が『破れる』

彼氏

良かった!すぐ病院にきて。不幸中の幸いだ

よっぱ
よっぱ

ほんと!ラッキーだったね

高血圧症は全身麻酔術を受けられない

ところが、ここからです。

まだ意識のある状態で設備の整った病院にいるというのに、なんと手術ができないから様子をみるというのです。

彼氏

はぁ!?

理由は母の『高血圧』でした。

高血圧症は全身麻酔の手術においてもっとも重要な危険因子です。既往歴が長い・血圧が高いほど合併症を起こす可能性や重症度は高くなります。術前の血圧が180/110mmHg以上の場合、まずは血圧コントロールが優先されます。

高血圧の患者の場合、手術が可能な数値まで血圧が下がるのを、待たなくてはいけないと言うのです。

発症初期のまだ意識がはっきりした状態で、せっかくこうして病院にいるのに!どんどん悪化していくのをただ見ているしか無いなんて!

よっぱ
よっぱ

何たるもどかしさ!

だってよく聞くじゃありませんか、家で一人の時に倒れたのが不運だったとか、すぐ救急車呼んだから軽い後遺症で済んだとか。だったら倒れる前に病院にいるんだから”超幸い”って思うでしょ普通!

処置の早さが後遺症の有無大小を左右すると言われる脳卒中で、すでに発症しているとわかっている患者を放置するんですよ?!

よっぱ
よっぱ

こんなバカなことって!

当たり前過ぎる結果ですが、母はその後 意識不明となって行きました・・・。

この時そばにいた家族の気持ち、何より母本人の恐怖は、察するに余り有ります。

よっぱ
よっぱ

私は何も知らないで、いったいその時何してたのやら・・

高血圧で手術するのがどんなに危険なことか、確かにちゃんと理解できていないかも知れません。しかし、このまま何もしないでいるのは死を待つのと同じだと意を決した家族は、危険でも何でもとにかく今すぐ手術をしてほしいと病院に詰め寄り、ようやく手術が行われたのでした。

その治療にいくらかかるかわかりますか?

脳が頭蓋骨におさまらない

医師はさらに、この手術がいかに難しいものか理由を重ね、母が助かる可能性の低さをアピールしたそうです。

医師
医師

出血によって脳が肥大しているので、頭を開いて溜まった血液を取り除いても、脳の腫れがひかずに、外にはみ出した脳が頭蓋骨に再びおさまらない可能性が高いです。

よっぱ
よっぱ

もう、やめて!

そこまで言われると、まるで死なすために手術するみたいではないか!まったく一体何をどうするのがベストだというのか。

彼氏

だろぉー!

それまでの自分の常識や一般論がまったく通じない現実に、ただただ腹立たしさと悔しさでいっぱいになりながら、とにかく運を天に任せたといいます。

そんな切迫した状況で私への連絡は後手に回り、結果、術後意識が戻らない母の元に私が呼ばれることになったのでした。

よっぱ
よっぱ

何から何まで腑に落ちない!

家族は皆、怒りの矛先をどちらに向けてよいのかわからず、悶々とした時間が過ぎていきました。

奇跡的な回復力

改めて名古屋へ向かうため仕事のスケジュールを組み直していると、兄から母の意識が戻ったと連絡がありました。

よっぱ
よっぱ

よかった!

その後、命の危険は脱したとの医師の判断で週末にはICU(集中治療室)を出て個室に移ることになり、それに合わせ再び病院へ。

よっぱ
よっぱ

お母さん!お母さんわかる?!

私は母の手を握りました。と、その瞬間。

母は私の倍はあろうかというバカ力で私の手を握り返してきたのです。

よっぱ
よっぱ

まじで!?

さらに『足は動くの?』という私の兄嫁への問いかけに対し、母は(動くよ!)の猛アピールの如く、自分でヒョイと足を組んで見せたのです。それがこの写真。

これ、1週間前には(今手術したら脳みそが頭蓋骨に戻せなくて死んじゃうかも)とか言われてた人間がみせる格好ですかい!?

その後も(ちょっと待て!)と制止しなくてはいけないほどの動きをみせます。あまりに元気に動くので、点滴などのチューブが外れてしまわないよう、かわいそうですが拘束用の手袋をされてしまいました。

よっぱ
よっぱ

どうなっとんじゃこりゃ💧

(命が助かっても、これだけの状況になってからの手術では、いったいどれ程の後遺症が残ることか・・)

(介護が必要だよね。運良く施設に入所できても、色々兄達だけに負担かけられないから、私も地元に戻って協力しないといけないな・・)

などという先々の不安をよそに、母は活発に体を動かし、少なくとも半身不随といった後遺症の心配をこれでもかと払拭してみせたのです。

両手右足を振り回す中で、動きの鈍い左足が気になっていましたが、そちらも追って活発に動くようになり、それから一月あまりしてリハビリテーションに転院。結果、身体の後遺症らしいものは左目の視力低下くらいとなりました。

と、まあ、こんな事例もあるので、皆さん簡単には希望を捨てないでください。

よっぱ
よっぱ

それにしても高血圧って侮れないな💧

以上、母親が脳卒中で手術した際の出来事でした。

色々と驚くことばかりでしたが、世間の常識を覆す母の体験を元に、発症に対し不安や絶望を抱く患者さん・ご家族の皆さまに少しでも希望を与えたいです。

しかし、

物を掴む自力で立つ歩くといった肉体機能に関しては、早々に安心させてくれた母でしたが、実はこの間それ以降も、意味不明な発言を繰り返し、深刻な意識障害が心配されたのです・・

が、それはまた次回。

要点まとめ

規定値以上の高血圧の場合、全身麻酔術が受けられない。

発症からかなりの時間が経過しても、軽い後遺症で済むこともある。

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