子宮内膜症になる女性のイメージ
私は自分自身が子宮内膜症を発症するまで 婦人科疾患を患う女性というのは何となく
ふっくらグラマラスな体型の 初潮を迎えた当初からずっと生理の重い女性
漠然とそんな風に思っていました
勝手なイメージだけじゃなくて
実際に子宮内膜症について書かれた多くの書籍やサイトに登場する発症者は
その経血量の多さや生理期間の長さが異常な いかにもタイプが圧倒的です
例えばこちらの著書
『子宮がやばいことになりました』
この主人公なんか まさに私がイメージするタイプそのまま!
初めから全てが当てはまらなくても 主な特徴に以下が挙げられています
・多量の出血
・長い生理日数
・不規則な生理周期
私の小学生の同級生にも生理痛に苦しんでいる子がいました
初潮を迎えた早々から 中学生の時も毎月とても辛そうなんです
本人も良く言っていました
痛みも相当だけど出血量が半端なく貧血が酷い
全校集会などで座り込んでしまい 保健室に向かう姿に好奇の目が注がれる
そんなことが何度かあったのを覚えてます
2種類の月経困難症
月経困難症には2つのタイプがあり
主だった症状はほとんど同じですが 発症する原因が異なります
生理の重かった同級生は中肉中背の体型でした
彼女は『機能性月経困難症』だったと思います
ある患者の身体的特徴
私は典型的なタイプとはかなり異なるため、この病気にたどり着くまで時間がかかりました。
似たような特徴の方が『何か違う』と悩まれているかも知れないと思ったので
参考までにここで取り上げることにしました。
婦人科疾患と関連性の有ること無いこと
良くわからないので、
身体的特徴を詳しく書き記していきます。
【身長】168cm
小学5年生で後ろから2番目になりました。
それまで前から数えた方が早かったので
けっこう急に身長伸びた感じです。
【体重】46kg
これでも生まれた時の体重は4200gもあったんです!
けっこーすごくないですか??
母が良くボヤいていました。
あんたのお陰で、腰は痛めるは、オッパイはシナシナになるは、エラい目に合った笑
すごい健康優良児が生まれたかと思いきや
生まれた時をピークに体重は落ちていき
脂肪が取れてみると胸骨変形が発覚。
以後はずっとヒョロヒョロしてます。
それでも思春期になり体重も増え
50kg超えない辺りを推移していましたが
30才過ぎた頃から体重が落ちはじめ
以後45~47kgを微動する感じです。
【初潮】13才
中学2年生になるかならないか・・
それくらいだったと思います。
【経血量】少ない
多い日用や夜用などは必要ありません。
2日目の夜でも普通用を縦に2枚並べて
後方へのつたい漏れを防ぐだけでOK。
日中は1~2時間に1回トイレに行けたなら
ナプキンはほとんど汚さずに済む程度です。
これは若い頃からずっと変わらずで
子宮内膜症と診断される前後も
悪化してからの手術前後でも
今も経血量の増加は見られません。
【日数】3・4日
兆しとして茶色いおりものが出て、
その翌日から出血があり、
2日目で量が増え、3日目には量が減り、
4日目には茶色いおりものになって終了。
40半ばまでは大体いつもこんな感じでした。
それが今は閉経に向けてめちゃくちゃです。
ちゃんとした出血がみられないまま
茶色いおりものだけで何日も過ぎたり
それで終わりかと思いきや
そこから2日目のように出血してみたりと
いろいろ不規則になっています。
【周期】安定
これは抜群に正確でした。
23日周期くらいだったと思います。
こちらも閉経に向けてでしょうか
今は日数同様何かと不規則です。
生理の軽い女性も発症します
私には漏斗胸という胸郭変形があって
俗に『イケメン病』といわれる
自然気胸を発症するなど
凹凸のない少年のような体型をしています。
そしてそれに見合ったというか
初潮が遅く経血量は少なく期間も短い。
周期も正確で、要するに人生でほとんど
生理に悩まされることなく生きてきました。
女性の発症率が少ない病気になる代わりに
女性特有の悩みとは無縁でいられる
そのことを幸せだと思っていたのに。。
まさか女の旬を越えた40才過ぎになって
子宮内膜症&卵巣嚢腫&子宮筋腫、さらに
卵管流水種&ダグラス窩深部病変&腹膜病変も
セットで発症して手術を受けるなんて、
予想外もいいとこでした。
36才で子宮頸がんもやってますけど、
今どこかで、
なんで?なんで?私全然生理軽かったのに!突然子宮内膜症とかってあるの!?
って内心叫ばれてる方がいたら、
それ
あるんです
そして、
重ねてお伝えしますが
経血量に関して言えば子宮内膜症を
発症した前後においても変化はありません。
発症したことによる変化は痛みだけ。
何の変化も感じないままとにかく突然
下腹部痛に苦しむようになりました。
けど、そんな書籍もマンガもみかけないので
やっぱり少数派かも知れませんね。
生理の回数が多いほど発症率が増加
いろいろ確かなことは
まだはっきりしてないそうですが
生理の回数が多いほど発症率が
増加することは間違いないようです。
確かに私も出血量は少ないですが
生理の回数自体は多いです。
出産どころか妊娠も一度もないまま
すでに40後半となりましたので。
しかし、それが事実なら
強く疑問に思うことがあります。
今や日本は
晩婚・未婚で出生率は右肩下がり。
当然女性の生涯でむかえるの生理の回数は
昔に比べ格段に増加しているわけです。
それで患者が増えているなら
子宮頸がんのワクチンが登場したように
子宮内膜症予防の観点で
出産を望む妊活期間以外は
ピルなどを摂取して生理を止めることを
推奨すべきでないでしょうか!?
だって10人に一人の発症率って
めっちゃめちゃ高いでしょ!
10人に一人が激痛に苦しんでたら
男女平等どころじゃないから!
支えられたって立ってもいられない
もっとこの事実を世間に啓蒙して
ピルの服用が痛み止めの服用くらい
ごく普通のことになれば
たったそれだけのことで
女性が経験しなくてはいけない
多くの痛みから救われ
人生がもっと楽しくなるはずなのに!
と、日々悶々とするのでした。
ピルや黄体ホルモン剤にも副作用があって辛いよ
いや、そりゃ良く知ってる
確かにピルだって副作用ありますよ。
良い事しかない薬なんて基本ないんだから。
けど自分の体との相性や
ライフプランに合わせて
ベストじゃなくてもより良い選択する
自由があっていいと思うんだな。
小さな小さな啓蒙活動として、このブログを続けていきます。