子宮内膜症の腹腔鏡下手術|痛みは激しいが良性疾患であるため待機期間が長い

子宮内膜症の腹腔鏡下手術|痛みは激しいが良性疾患であるため待機期間が長い 病気の治療・予防
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子宮内膜症の腹腔鏡下手術

子宮内膜症の腹腔鏡下手術

それまでの人生 生理痛をほとんど感じることなく生きてきたのに

それが42才のある日 まるでこれまで感じるはずだった痛みを

まとめて1度に凝縮させたような強烈な痛みを体験し

子宮内膜症と診断されました

 

さらに

診断された当初はまだ手術の必要がなかったにも関わらず

治療が効果を発揮していないことに気づかず悪化を放置し

手術せざるを得ない病状となってしまったんです

 

ショックでした!

 

だって、

ちゃんと病院いったのに!

ちゃんと通院して、

言われた通り薬飲んで、

体調変化だって伝えていたのに!

 

しかし どう悔やんでも自然に元には戻りません

痛みから解放されたければ手術するしかなくなったんです

 

 

とりあえずいったん気持ちを切り替えて

悪化が判明して以来どこかへ消えてしまった最初の担当医から

嫌なバトンを引き継いで登場した新たな担当医に聞きました

 

よっぱ
よっぱ

先生このまま入院ですか?いきなり明日手術とかじゃないですよね?

 

すると想定外のとんでもない答えが

 

医師
医師

いえいえ、手術待ちの患者さんたくさんいらっしゃるので、少なくとも半年は待っていただかないと。

 

よっぱ
よっぱ

ウソ!!

 

半月の聞き間違いかと思いました

しかし先生は重ねてハッキリ言いました

 

手術待ちの子宮内膜症患者は大勢いて大学病院はどこもいっぱいであり

この病院でも半年以上先まで予約で埋まっている

 

よっぱ
よっぱ

無理!

 

この痛みを抱えたままあと半年生きろだなんて そんなの耐えられません

 

するとさっき切り替えたはずの気持ちはどこへやら

思わず先生に食ってかかってしまいました

 

よっぱ
よっぱ

だってそもそも手術の必要なんてなかったのに、こんなの酷過ぎるじゃないですか!!

 

※以下のやり取りはかなり忠実に再現してます

 

すると先生

 

医師
医師

・・・。本当はあんま言っちゃ駄目なんだけど、ま、いっか。今偉い人いないし(笑)。実は私の実家も産婦人科なんですよ。そっちだったらもう少し早く手術できると思いますよ。ちょっと空きがあるか聞いてみましょうか?

 

よっぱ
よっぱ

早く!

 

医師
医師

・・・もしもし?あー、ぼくぼく。あのさー、チョコレート嚢胞で80超えちゃってる患者さんがいてね。・・・うん、そーなの、それでこっち埋まってるからそっちでできないかと思って。どう?・・そう、・・あ、そう。ちょっと待って。

 

よっぱ
よっぱ

(。。;;)

 

医師
医師

なんかちょうどキャンセルあったみたいで、9月くらいにできそうですよ。

 

よっぱ
よっぱ

キャンセル何てあるの?

 

不幸中の幸いと言えるのでしょうが

どこの病院でどんな先生かも知らないで手術決めるのですから

嬉しさと不安が入り乱れた複雑な心境でした

 

しかしこのチャンスを逃すと最短で半年間の生き地獄です

だから託すしかないといった感じで紹介されたご実家(病院)に向かい

そこで手術のスケジュールをたて休職に向けた準備をすすめたのでした

 

良性疾患であるため手術の待機期間が長い

良性疾患であるため手術の待機期間が長い

 

子宮内膜症は直接は命に関わることのない良性疾患である為に

どんなに痛みが激しかろうが

捻転や破裂を起してしまわない限りすぐには手術してもらえません

 

そして年々患者数が増加する中その待機期間は伸びる一方で

半年待ちなどはザラだと聞きます

 

よっぱ
よっぱ

私もすぐに手術が受けられず苦悶の日々を送りました

 

耐え難い痛みになってから病院へ行ったのでは

その耐え難い痛みを長く耐えなければならないのです

 

だから!まだ我慢ができるうちに病院へ行ってください

 

本当に我慢ができなくなる前に手術が受けられるように

捻転や破裂で気絶してしまうような壮絶な痛みを体験する前に

我慢してないで病院へ行ってください!

 

子宮内膜症は軽視されやすい

子宮内膜症は軽視されやすい

 

子宮内膜症が辛いのは体の痛みばかりではありません

閉経するまで治らないという絶望感と共に

痛みの激しさから考えると

あまりに酷な扱いをうけることが多々あります

 

手術が必要とわかっても直接命に関わる病気ではありませんし

病気だと理解できない人達からは 生理痛と混同され軽視されがち

 

仕事中など同じ女性ですら聞こえよがしにため息をつくことも

辛そうにすればその分視線が痛い

そして かけられる言葉にどんどん気持ちが沈んでいきます

 

スタッフ
上司

そんなに痛いの?弱ったなぁ、

 

一部女性の励ましには同じ女性であるが故のトゲが含まれます

そして最悪の場合それら女性が大したことないように吹聴するのです

 

スタッフ
お局

頑張って!私だって更年期症状とか辛いよ

 

スタッフ
同僚

私も子宮筋腫あるけど そこまで辛くはないかなー

 

よっぱ
よっぱ

でた

 

同じ子宮内膜症ですら症状は人それぞれ

手術まで自宅で安静にするようにといった診断書がもらえるわけでもないので

この様な空気の中では復帰後の立場を考えると出勤せざるを得ません

 

東京の恐ろしい満員電車による通勤

普段と変わらぬ一日の業務

線路に飛び込みたくなるほど辛かったです

 

 

なんもしてなくても痛いけど かかとを地面に着くときがことさら痛い

できるだけゆっくり老人のようにしずしずと動のですが

どんなにスロモーに動いても、わずかな振動によって

電気ショックのような痛みが指先まで走り抜けるのです

 

どの道を選んでも交通量の多い東京の路上で

うつむきながら異常にノロノロ歩く不審な女に

行き交う人から怪訝な視線が向けられました

 

ある日 痛みに耐えかね立ち尽くしていると

 

スタッフ
通行人

どうかしましたか?大丈夫ですか?

 

やさしく声を掛けて下さる方がいらっしゃいましたが

 

よっぱ
よっぱ

(- -;)…

 

小さく『大丈夫です』って言った声が相手に聞こえたかどうか・・・

 

ただこの時はもう赤の他人に説明する気力はなく

理不尽な痛みに心もささくれ立っていたので

ほっといてくれという気持ちになり

顔も上げず目も合わせず無視するような態度をとってしまいました

 

よっぱ
よっぱ

優しかった人ごめんなさい

 

このような日々を酒と薬で紛らわしながら

さらに1か月以上を耐えた後ようやく手術の日をむかえたのです

 

もっと早くに病院へ行っていればそれだけ早くに痛みを軽減できた

きちんと自身に合った治療をうけていればこれほど苦しまなくて済んだ

そう思っています

 

どうかこのブログが

病院へ行こうかどうか迷われてる方の後押しになりますように!