40代で子宮内膜症を発症

こんにちは。反面教師となって世の中から痛い体験を減らそうと目論む、よっぱ(@yoppa45)です。
ある日の朝、
通勤電車の中で突然起こった激しい腹痛。
それはお尻の底がごっそり抜け落ちそうな
人生で初めて体験する類の痛みでした。
それから半年が過ぎる頃、
よ~やく原因が生理と関係あることに気付き

いや!それくらい、それまで生理痛とは無縁で、しかも生理の度に徐々に悪化とかじゃなくて突然MAXの痛みが襲ってきたんです、、
子宮頸がん手術を受けた大学病院を受診しました。
そして『子宮内膜症性卵巣嚢腫』と診断されます。
痛みの割に腫れはまだ小さく
薬で生理を止めてしまえばこれ以上進行しないし
痛みも軽減されると言われました。
まだ初期の段階で病院へ行ったおかげで
手術の必要はなかったのです。
卵巣嚢腫の治療にフリウェルを選択
今後の治療について複数の選択肢を提示されましたが
病気についても知ったばかりの状況で
治療に至っては難しくてよくわかりません。
すると担当医師から、
副作用が少なく薬価が安いという理由で
超低用量ピル『フリウェル』がすすめられました。
しかしこのフリウェルは40代以降で使用すると
副作用として『血栓症』のリスクが増加するといわれています。
しかし、当時の担当医からは
実際には血栓症発症の確率は極めて低いという説明を受け
フリウェルによる治療に同意しました。
はじめてのピルだったので様子見の為2週間分だけ処方されます。
かたや鎮痛薬『ロキソプロフェン』は
毎食後飲めと言わんばかりにどっさりいただきました;;

痛いと感じる前に飲むと効果的です。空腹時に飲んでも全然問題ありません。

それって、4時間毎に飲み続けてればいいのかしら?
そうして薬が切れる前に再度受診することになりました。
そして2週間後、

どうですか?

はー、そんなヘビーではないですけど、ちょっとふわふわしたり、あとホットフラッシュ的なことも数回ありました。

では漢方出しましょう。それとフリウェル1ヶ月分出しますので、またなくなる前に受診してください。
と、1時間半待って3分ほどで終了。大学病院あるあるです。
薬をもらっただけで帰宅。次も同じ。次も。
ちなみにこの時処方された漢方薬は
【当帰芍薬散|とうきしゃくやくさん】という漢方で、
更年期障害などの改善に有効な漢方薬としてポピュラーなものです。
低用量ピルの副作用には大抵この当帰芍薬散が処方されるそうなので、
お急ぎの方はネット通販もご検討ください。
フリウェルは効果がなかった
しかしその辺りから様子が変わっていきます。
発症時は隔月の生理の時だけ発作のように痛かったものが、
生理を止めているにも関わらず
平常時でも痛みを感じるようになりました。

先生、最近けっこー痛いたいです、

あー、けど基本痛い病気ですからねー。痛み止飲んでます?ロキソプロフェンは別に体に悪くないから、我慢しないでどんどん飲んでいいですよー。そんなに我慢できませんか?フリウェル飲んでるので悪化はないんですけどねー。
何だか面倒臭そうに聞こえました。
若い女医さんにさばさばとした口調でそう言われると、
まるで自分が酷く痛がりのようで恥ずかしくなってしまい、
それ以上強く言えません。

はあ、まあ、以前のあの発作のような、強烈な痛みに比べたらそうでもないんで、悪化がないなら、じゃあ、まあ、様子みます…。
しかし日増しに痛みが強くなり、
とうとう次の予約日を待てずに再受診します。
我慢できない痛みを訴えると初診以来のエコー診察が行われました。
それまではずっと口頭の確認だけです。
そして、映像をみた先生が一言。

あれ、大きくなってる・・

悪化はないって、あんた言いったよねッ!!
しかし、
画像を見たところ卵巣は80mm近くに肥大していました。
私にはフリウェルが効いていなかったのです。
さらに詳細に調べるというので、
その女医さんを問い詰める間もなく
検査診断の専門クリニックに移動させられます。
そこで今度はMRIによる撮影が行われました。
そしてわかった事実。
まず『卵巣嚢腫』の肥大、
卵巣嚢腫の影響による『卵管留水腫』
これが重みで捻転を起こす危険があるので、
できるだけ安静にするよう言われます。
そして、MRI検査での確定診断はできませんが、
『ダグラス窩深部病変』も指摘されます。
おまけに『子宮筋腫』も2つ見つかり、
検討の余地なく手術が決定となりました。
治療を医者任せにしないで!
MRI検査の後に病院へ戻ると、
現れたのは私にフリウェルを処方していた女性医師とは別の先生でした。

あれ!?大きくなってる;;
こう言って私を驚愕させた当の女医は、
午前中で外来診察を終えていなくなっていたのです。
それどころかその日を最後に担当医が交代し、
あの女医が顔を出すことは二度とありませんでした。

酷いな
ところで、
子宮内膜症だと診断された時、疑問に思ったことがあります。
私はこれ以前に同じ病院で『子宮頸がん』の手術をしています。
そしてそれ以来ずっとこの病院で経過観察をしてきました。
だからこそ痛みを発した時に、婦人科の病気は疑わなかったのです。
『子宮頸がん』と『子宮内膜症』
同じ婦人科の病気で同じように膣から何か突っ込んで検査するのに・・・
それぞれ個別に検査依頼しないと、調べないし分からないんですね。
私の勝手な思い込みかも知れませんが、

あなた子宮内膜症になってます。悪化する前にケアしていきましょう!
てっきりこのように言ってもらえるものだと思っていました。
治療を医者任せにしてはいけない
今回の出来事でつくづく思い知らされました。
皆さん、
病気になって心身共に傷ついているところに
難しい病気の詳細を理解しようなんて大変です。
頑張ったところで理解しきれませんしね・・・
それでも!
わからないなりにも納得して治療を受けないと
思った結果が得られなかった時に
恨みと後悔ばかりが残ってしまいますよ!
今痛みに悩んでいる方が少しでも良い選択ができるように
私は自身の痛い体験をこれからも伝えていきたいと思います。
要点まとめ
⭕低用量ピル『フリウェル』は子宮内膜症に必ず効くとは限らない
⭕卵巣嚢腫は適切な治療をしないと半年で2.5cmから8.0cmまで悪化する
⭕治療の選択、特に初期の経過観察は慎重に行う
⭕正確な診断にはMRIがおすすめ
⭕通常の婦人科検診で子宮内膜症は指摘されない(よっぱの場合)
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