顎から音が鳴るは要注意!
『顎関節症』とは、あご関節周辺の慢性的な疾患の総称です。
発症の原因は複合的とされますが、
進行すると顎関節内部の関節円板がズレて、
関節の動きを妨げる状態が慢性化します。

悪化すると口が開かなくなりますよ!!
●あごが痛い
●あごが鳴る
●口が開けづらい
などの症状が多くみられます。
私の場合も、
最初の異変は顎から聞こえる異音でした。
その症状は重症化するかなり前から出ていて、
口を開ける度に何かに乗り上げるような違和感と共に
ガッコン☆という音が鳴っていたんです。
中学生だったので、休み時間などによく
それを同級生に聞かせようとしてました。

ねー!わたし口開けたり閉めたりする時に、ガコンって音すんだよねー!ほら、鳴ってるでしょー!

えー、わかんないよー、

えー、ほら鳴ってるじゃん、ほらほら。((ガコンッ☆ガコンッ☆))
これは
あごを動かした時にズレた関節円板が
顎関節内部の突起などに引っ掛かって出している音
なんですが、
これを何度もやっているうち、
ある時ピタッと音がしなくなりました。
それと同時に口がほとんど開かなくなったんです。
調子にのって何度もガコガコいわせてるうちに、
ズレた関節円板が顎関節内の隙間に挟まって外れなくなり
ほとんど口が動かせない状態になったんです。
ピーク時は指一本分口を開くのがやっと。
そして無理に動かすと、とんでもなく

痛い!
やってはいけない!食いしばりなどの癖
顎関節症の原因は複合的といわれます。
一般的に言われる原因の中で、
自分に当てはまったものをご紹介します。
1. 歯を食いしばる癖がある
2. 唇や頬の内側をかむ癖がある
3. 左右どちらか一方でばかり噛む癖がある
4. 姿勢が悪い(猫背)
5. 硬いものを噛んだ(アゴの酷使)
6. 顔面打撲
わたしの場合、
最大の原因はハイチューの食べ過ぎ
だったと思ってます。
とんねるずがCMやってる頃、夢中になって食べてましたから。

本気でそう思ってますよ
そのうち全くものが噛めない状態に。
噛めないので、お粥などの
できるだけ柔らかいものを飲み込むようにして食べますが、
その飲み込む時が、

メッチャ痛い!
果ては唾を飲むだけでも痛みで涙が出るほど悪化。
飲み込むという行為に顎が使われているなど
それまで意識したことなどありませんでしたが、
口から何かを摂取しようとすると顎を動かさずにはできない
ということに、その時はじめて気づかされました。
顎関節症の治療は口腔外科
はじめはかりつけの歯医者さんを受診しました。
そこで当時の先生に、

『顎関節症』ですね。中高年の女性に多い病気です。
と言われましたが、その時私はまだ中学生。

先取りし過ぎだよ💧
と思っていましたが、
現在、顎関節症は20~30代の若い女性に多い病気と言われています。

それでも少し先を行っていましたね
すでに町の歯医者では手に追えないと、
大学病院を紹介されます。
向かったのは、愛知学院大学歯学部附属病院『口腔外科』です。
生活習慣の改善で予防する
私は口を開け閉めする時に音が鳴るのを
不思議に思いながらもずっと放置していました。

この音なんだろう?
今ならすぐネットで調べたんですが、
当時はまだインターネットが普及していなかったので
本格的に痛み出すまで治療が必要だと気付かなかったのです。
顎関節症は、癖や生活習慣も大きな原因となるので
ふだんのケアがとても重要です。
食いしばりや頬杖をつくなど癖をなくすのは、
自身の経験からも絶対行うべきだと思いますし、
顔の筋肉をほぐすマッサージやストレッチは大変効果的です。
その様に、顎関節症にも様々なセルフケアが紹介されていますので、
ぜひ口腔外科を訪れる前にそれらケアを心掛けて頂きたいと思います。
要点まとめ
⭕顎関節症はあご関節周辺の慢性的な疾患の総称
⭕口を開ける度にガッコンと何かに乗り上げるような音がする。
⭕顎関節症の治療は歯学部の口腔外科を受診する
⭕癖や生活習慣が大きな原因となる