卵巣嚢腫腹腔鏡下手術の入院日数と費用
私は43才の時に子宮内膜症が原因で手術をしました
その時の入院日数と費用 手術前の流れと必要な持ち物など
体験を元に詳しくお伝えします
手術対象の病変
#1. 左卵巣子宮内膜症性卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)
腹腔鏡下術による手術方法
●左卵巣腫瘍摘出術
入院期間(日数)
手術費用(税込み)
¥143,352-
手術前の流れと必要な持ち物
真夏の炎天下を静々とひとり病院へ向かいました
病院の入り口でしばし佇み まだ術前なのに既に感慨無量といった感じ

長かったなー
採血等検査
病室のある階に行き予約した部屋に荷物を置くとすぐ病衣に着替え
ネームバンドを手首に巻かれたら診察室のある一階に戻り
採血や血圧など測定からスタート
私の入院した病院では
ここが一般の患者さんと同じだったので待ちがかなり長かったです
そして病院あるあるで【冷房がキツい】
特にペラペラで袖も裾も短い病衣に着替えた後だったので
素足でなくハイソックスを履くべきだった 上着を羽織るだけでなく腹巻もすればよかった等々
待ちながらアレコレ後悔していました

私が人生で学んだことのひとつ(病院はどこも寒い)
ということで
入院時には季節を問わず腹巻や膝掛けなど防寒グッズを持参することを忘れてはいけません
あとスリッパも爪先の穴開いてないタイプが絶対におすすめです
オリエンテーション
部屋に戻ると入院のスケジュールが説明されます
病室のある階の設備やシステムも説明され
これからお世話になる看護師の方たちをご紹介いただきます
ここまでバタバターっと続きましたが後はのんびりしたもの
入浴(シャワー)
持ち込んだ日用品を室内に配置して やることなくなったとこで入浴タイム
しばらく風呂に入れないのであちこち入念に洗います
看護師さんからヘソをしっかり洗うように言われたのでそこは特に丁寧に
ヘソを良く洗う理由は
腹腔鏡下術でヘソの穴にフックのようなものをひっかけて
膨らませたお腹を吊り上げるからだそうです
感染症を防ぐ為に清潔にする必要があるのだとか
麻酔同意書等の確認
少し遅くなって一般の診察を終えた手術担当の大先生登場
実はこちらの先生 内膜症の腹腔鏡下術では実績豊富で有名らしく
遠くから先生を頼って来る患者さんも多いとか

口きいてくれた息子先生に感謝(※前回記事参考)
と ここで私には手術前に先生に絶対に伝えておきたい重要なお願い事がありました
私は過去に人工呼吸器を挿管したまま完全覚醒した苦しい体験があるのです
なので人工呼吸器を外し終るまで絶対意識が戻らないようにしてほしいと伝えました
すると大先生から一言

いやいや、それ無理ですから

え!
患者を起こして自発呼吸できるの確認してからでないと人工呼吸器は外せない
理由は呼吸できないのに外したら死んでしまうからというもの
言われてみれば納得の衝撃事実を聞かされ急に不安が高まっていきますが
大先生退室後に麻酔医から再度詳しい説明をうけて同意書に署名
いくら怖くてもここで署名しないわけにはいきません
マグコロール内服
次に『マグコロール』という下剤を飲みます
ペットボトル入りで一見スポーツドリンクみたいですが これが強烈に酸っぱい
パンチが効いたレモンサワーに生レモン搾りを追い足ししたくらいに酸っぱいです

ゆ~っくり1時間くらいかけて飲み切ってくださいね
看護婦さんはそう言いいましたが ・・一気飲みしたらどうなるのかは確認し忘れました
点滴(留置針挿入)
そして最後に点滴です
初日から数日間はこの点滴の針を刺したままの生活が続きます
針刺されっ放し状態が恐ろしく 私はいつも痛くもないのに腕が普通に動かせません

何度やっても慣れない
除毛・臍処理|さいしょり
そして点滴ついでに下の毛の処理をチェックされます
自宅で自己処理してくるよう入院前に指示がありました
すごーく小さなビキニでも隠れるくらい浅い位置まで除毛します

OK合格
こうして前日が終了 何度かトイレに起きつつ朝を迎えました
腹腔鏡下手術の当日(手術前)
浣腸
私の番は昼の12時頃の予定
それに向け早朝から浣腸でさらにお腹をきれいにして
それが終わると術衣に着替えます
立会人の紹介
そのうち手術に立ち会うパートナーが到着 病室を訪れた先生に挨拶します
手術中に何かあった場合はこの立会人が決断を迫られます
だから大きな手術は立ち会ってくれる人がいないと受けられません
家族も友達もいない女性が手術をうけるため
オッサンレンタルなるサービスを利用したという記事をみたことがあります

コロナ禍はこの規定に緩和があったもよう
手術前点滴
点滴を再開します
予定時間を一時間ほど過ぎていよいよお呼びがかかりました
弾性ストッキングをはく
エコノミークラス症候群を予防するキッツキツの靴下を履いた後
看護婦さんと一緒に手術室まで自分で歩いて向かいます
手術開始直前
オペ室の中に入るとストレッチャーに乗るよう促され自分で登って横になります
3~4人の看護師さんがわらわらと寄ってたかって準備をしてくれました
にこやかに話しかけながら しかし全てがスピーディーにすすみます
そしてマスク付けられて言われた通り数を数えはじめたら あっという間に闇の中・・・
というのが 手術前日から当日の手術直前までの患者目線の実際の様子です
どうぞ 参考になさってください

手術直後から退院、自宅療養の詳しい様子は続きをご覧ください
要点まとめ
⭕入院手術費(5泊6日)¥143,352(税込)
⭕全身麻酔術には立会人が必要
⭕院内は冷えるので夏の入院でも防寒具を持参すること