ゆめのよう【助けて!だれか。】
出版情報
レモンコミック・学園恐怖シリーズ
『助けて!だれか。』
・作者:ゆめのよう
・1巻完結
・発行所:立風書房
・1987年発行
・定価370円
概要と主観
まずは、ゆめのようさん作『助けて!だれか。』をご紹介。
これはなかなかの秀作です。
酷いいじめを受けている主人公「一人(かずと)」の復讐物語。
自らプログラミングしたコンピューターゲームのキャラクター「レディ・ネーター」が
一人に代わっていじめっ子たちを爽快に殺しまくります!
美しいレディ・ネーターの力を借りて見事全員皆殺し。
あっぱれ
悲しくて痛くて悔しくて、心が血まみれだった主人公も、
これで心穏やかにあの世にいけただろう。
めでたし
日野日出志【地獄の子守唄】
出版情報
ひばりヒットコミックス『地獄の子守唄』
・作者:日野日出志
・短編全7話
・発行所:ひばり書房
・1972年発行
・定価260円
集録作品
・蝶の家
・七色の毒蜘蛛
・白い世界
・博士の地下
・どろ人形
・地獄の子守唄
・らくがきコーナー(1~4)
概要と主観
家庭内暴力、いじめ。
虐げられいたぶられながら生きてきた主人公が、ありとあらゆる残虐な方法で人を殺す。
妄想殺戮大全集。
恨みの矛先は人類全てに向けられ、作者は最後に言い放つ。
『次はお前が死ぬ番だ!』
『お前は三日後に死ぬ!』
池川伸一【恐怖のほうたい女】
出版情報
ひばりヒットコミックス
池川伸一怪談シリーズ『恐怖のほうたい女』
・作者:池川伸一
・1巻完結
・発行所:ひばり書房
・1973年発行
・定価280円
概要と主観
再婚するために妻である母親と娘の自分を捨て、さらに死に追い遣った父親への復讐劇。
父親に恨みを晴らすため、何の罪もない再婚相手との息子を気が狂うまで痛め付け、娘は父自らの手で刺し殺ろさせ、最後には父本人を心臓発作であの世に送るといる念の入れ様。
しかも、そこまでしておいてこともあろうに、
だめだわ全然気がはれないわ。私の顔はもうかえってこないのよ。
そして、復讐に加担した医師の
結局ふくしゅうなどというのはむなしいもの・・
という結論のもとに
どこか遠くへいきます。とめないでください。
といって、塵となってこの世から消え去ってしまいます。
もう、今の自分がどうしたいか、結果どうなるかなんて、そんなの一切関係なし。
やると決めたらやり切る。その根性ったらまー凄まじい。
けど私、そういう何の得にもならない根性、大事にしたいと思います。
やらないで後悔より、やって後悔。
これですよ。少なくともやったという達成感は残るでしょうから。
よっぱの戯言
生きていれば楽しいと思えることがまたある。
死んだら辛い思いはもうしなくていい。
だからどっちでもいい。
けど事切れる瞬間、瞬間までの時間が怖いんだよー!
あー!怖い;
死亡事故を聞くと、死に方を想像してしまって身体が痛い。
怖い映画なんてみなくてもニュースで十分。もう沢山。
命が終わる瞬間の苦痛ってどんなもんだろう・・・。
もう死ぬよって時に後悔や未練が頭を駆け巡ったりするんだろうか・・・。
いや、死ぬ瞬間にそんなことタラタラ考えないよね。
死にたくない!
ただそんだけ。・・・ん?違うか。
やめて!
って感じかな?ただただこの苦しい痛い状況から逃れたいってだけ。
記憶が走馬灯のように駆け巡るだとか、怖い悲しいなんて感情は、心にまだ余裕があるよね。
けど、あとは向こうへ転ぶかこっちに残るか、どっちかってとこまでいけたなら、
そっから助かったりしたくないなー。
絶対
神様、気づかないくらい安らかに殺してください。
辛い生き方も惨い死に方もしたくないです。