狭心症の原因や症状について
特に持病がある訳じゃないのに、
突然胸の真ん中が痛くなる。
それはこの『狭心症』かも知れません
症状の現れ方は、違和感からはじまり
だんだんと痛みが高まっていく感じ。
突然強烈な痛みに襲われるのではなく、
徐々に痛みが強くなるのが特徴です。
そして
胸がキューっと絞めつけられるような痛みが、
数分から長いときで10分近く続きます。
私がはじめてこの症状を感じたのは、
電車の中で立って窓の外を眺めていた時でした。
急にみぞおちと鎖骨の間辺りが
ギューッと
締め付けられるように痛くなってきたんです。
急激に、そして湧き上がるように
痛みがどんどん増していきます。

うわ!なにこれ、心筋梗塞!?うそ、このまま意識不明になったりしない?!
胸よりもむしろ、
みぞおち、左肩、左手、
あごや奥歯などに痛みを感じることもあり、
これを『放散痛』といいます。
私の場合も、
胸がギリギリと痛みを増していき、
みぞおちよりも少し上辺りから
喉元を抜け、両耳の穴へと
痛みが昇っていく感じがしました。
それが数分間続いたでしょうか。
けど、それだけで終わったんです。
痛みが治まった後は特になんともなし。
それが忘れた頃、
今度はデスクワーク中にこりました。
共にほとんど体は動かしていません。
狭心症には2つのタイプがある
『労作性狭心症』は主に、
階段を上る、早く歩くなどの労作時や、
気分が興奮した時に発作が起こります。
『安静時狭心症(=冠れん縮性狭心症)』は主に、
深夜から午前中にかけての睡眠中、
安静時、体が急に冷えた時に起こります。
狭心症の原因はストレスや喫煙
狭心症発作の約半数は
『冠れん縮』によって起こっているそうです。
そして『冠れん縮性狭心症』は
日本人に多い疾患で、
突然死や心筋梗塞の発症にも
関与しているのだとか。
狭心症を引き起こす要因の1つが
『ストレス』です。
ストレスが過大にかかると
交感神経の働きが活発になり、
血管や冠動脈を収縮させる
作用のある物質が大量に分泌されます。
そして心臓に大きな負担がかかる状態が
続いた結果、狭心症を起こします。
そして、
最も重要な危険因子が『喫煙』です。
タバコのニコチンには
心拍数増加や血管収縮作用があるため、
血圧増加によって
心臓に負担がかかるようになります。
また
不完全燃焼の煙は心臓の酸欠を招き、
狭心症などの心臓発作を引き起こします。

私タバコ吸わないのにな

俺吸うから受動喫煙者ではある
狭心症と心筋梗塞の違い
よく似た病気に『心筋梗塞』があます。
『狭心症』と『心筋梗塞』との大きな違いは、
心筋が壊死を起こすか否かです。
心筋梗塞は致死的な疾患で
その前段階が狭心症です。
共にほとんど体は動かしていません。
《追記》胸の痛みの原因は肩こり!?
先日、健康診断の問診で
私の体験した症状について相談し
医師から説明された内容を掲載します。
狭心症は運動など何かしらの
負荷が引き金となって発症するもので
就寝中の特別な場合を除いて
日中の安静時に狭心症が発症することは
ほとんど考えられない。
それよりも
腰痛や肩凝りがある方は
そちらが原因であると考えられます。

腰痛?肩凝り??
なんと・・・

そうなんですよ
ということでした。
検査したわけではないので
どちらにしても憶測ですが・・・
みなさん、
腰痛と肩凝りをマジでナメてはいけませんよ!
要点まとめ
⭕狭心症は一時的に心筋に血液(酸素)が不足したりして起こる病気
⭕突然強烈な痛みに襲われるのではなく徐々に痛みが強くなるのが特徴
⭕胸が絞めつけられるような痛みが数分から10分近く続く
⭕狭心症には『労作性狭心症』と『安静時狭心症』の2つのタイプがある
⭕ストレスと喫煙は狭心症など心臓病の大きな要因
⭕狭心症と心筋梗塞の違いは心筋が壊死を起こすか否か