子宮内膜症とは
こんにちは、よっぱ(@yoppa45)です。
私は43才の時に『子宮内膜症』が原因で手術をしました。
皆さんは子宮内膜症という病気を、自身が発症する前からご存じでしたか?
体内が勝手に傷ついて、出血した血液が排出されないで溜まっていく。
体内が腐敗した血液で汚されていき
汚れる一方で自分ではきれいにすることができない。
自分の体なのにいたわってやりようがないのです。
理不尽過ぎる
私は自覚症状が出でてから5か月後に病名がわかり
そこから5か月後には手術決定です。
そうして自分が患者になってみると、
一般的な子宮内膜症の情報と一致する事そうでない事が様々でした。
そこで、悩める患者仲間の皆さんの参考になれるよう
私の子宮内膜症がどんなものだったのかをお伝えします。
発症する女性の特徴
初潮が早まっていたり、晩婚で出産が減ったりして、
生理の回数が増えていることで患者が増えてる。
というのが現在の通説ですが、
子宮内膜症については色々確かなことはまだはっきりしていません。
とりあえず、一般的な特徴と自分を照らし合わせてみました。
初潮開始時期
よっぱ:初潮は遅い
生理がはじまったのは中学二年になる前くらいなので
けして早い方ではありません。
経血量
よっぱ:出血量は少ない
かなり少ない方だと思います。
生理2日目でもナプキンをかえるのは2~3回で
それは発症前も後も変わりません。
生理痛の有無
よっぱ:生理が軽い
発症前は生理痛もほとんど感じたことがなく
生理が軽いのが自慢でした。
妊娠の有無
よっぱ:妊娠経験なし
生理の回数自体は確かに多いです。
生理不順に悩むこともなく基本23日周期で休むことなく生理を迎え
出産どころか妊娠したことすらないまま40才を超えていましたから。
私の例でもわかるように、子宮内膜症はけっして
生理の重いタイプの人だけがなる病気ではありません。
私みたいに中年になってから、ある日突然激しい痛みに襲われ、
そうと気づいてからあっという間に悪化する。
そんなパターンもあるんです。
激しい痛みの症状(回想録)
ある日の朝、
通勤電車の中で突然ヤバい感じの痛みが襲ってきました。
言葉で例えると
肛門中心に
ケツの底がごっそり抜け落ちそう
しばらく我慢していたら額から汗が流れ落ちてきました。
経験したことのない激しい下腹部痛です。
次の駅に到着してトイレに向かいますが
出る物出しても全然痛みが治まりません。
便器に腰掛けているのも辛く、床に寝そべってしまいそうに!
このままではいけないと
何とか会社まで行こうと外に出ましたが
耐えきれず銀行ののATMコーナーの床に横になってしまったところ
職員さんが客室に運んで下さいました。
本当に助かった
いや、そこで寝てられても困るから
電車の中で痛みを感じ出してから
ジワジワ来て、ズドーンときて、
痛みの頂点で必死に嵐が過ぎるのを待つような
そんな時間が一時間くらいあったでしょうか。
これが最初の『なんだこれ!?』でした。
それまでは、
生理痛ひどい人って人生損してるよな、かわいそ、
なーんて他人事だったのに
ここから約1年先には生理痛の親玉みたいなヤツのせい手術するんですから
人生ってほんっとに何があるかわかんないですよね。
で、その初体感があまりに恐怖だったので次の生理を戦々恐々として迎えましたが
翌月にはあの激しい痛みはないまま生理が終了します。
ところがその翌月、またあの強烈な痛みに襲われまました。
仕事中だったので応接室で休ませてもらいましたが
マックス痛い状態は30分前後でしょうか。。もうその時の痛さったら
誰か寝技とかで気絶させてくれないかな;;
気づかないように殺してくれ!
といった感じ。
それなのに、次の生理でもあの激しい痛みが感じられなかったのです。
そこで私は婦人科疾患よりも消化器系の疾患を疑ってしまい、
胃腸科に通い胃の内視鏡検査(胃カメラ)を受けるなど遠回りをしてしまいました。
子宮内膜症性卵巣嚢腫
胃の内視鏡検査で問題が見られず血液検査でも他に疑うべき疾患がない中、
3度めの発作的な痛みが生理の真っただ中に起こりました。
ここでようやく婦人科を受診します。
その結果『子宮内膜症性卵巣嚢腫』と診断されました。
左の卵巣が腫れています
しかしここで疑問が。
内膜症を疑う激しい痛みが出た後も、
生理のたびに決まって同じようには痛くなりませんでした。
これはいったいどうしてなんでしょう??
これをお医者さんに質問しました。
貴方の病変は左側にあります。排卵は左右の卵巣が毎月交互に行うのです。その為左側の卵巣から排卵がある月に、激しい痛みを伴ったのです。
と、回答がありました。
卵巣の仕事って隔月交代制だったのか
排卵が左右交互である説は誤りである可能性が高いことが判明いたしました。申し訳ありません。しかし、ここではあえてリライトせずに別記で釈明させていただきます。どうぞリンクの記事も合わせてお読みください。
卵巣は腫れて痛みを発するようになっていましたが
サイズはまだ2.5cm程度でした。
この段階で発見できていれば
生理を止めることで自然と腫れも治まることがあるそうです。
3cm未満では手術の必要はありません
そうはっきり言われます。
ああ、早めにわかったよかった!
そう、
この時、私にとっての適切な治療がされていれば
手術は必要ないはずだったんです。
症状・治療の効果は人それぞれ
私はまだ手術が不要な段階で病院に行きました。
そしてちゃんと通院し指示された通り服薬治療も行いました。
にも関わらず
病気を悪化させ痛みに耐えながら手術を待つはめになったのです。
医者任せにはしないでください!
医療の常識も日々変わります。そして医者も間違えます。
しかも『子宮内膜症』はいまだ未知の病気です。
発症する部位、症状、進行具合、効果的な治療、薬、副作用など
すべてが患者によって異なると言っていいです。
今あれこれ悩まれている患者さんは、私の話もひとつ参考にして
ご自身にとってより良い治療の選択をおこなってください。
要点まとめ
⭕子宮内膜症は生理が重い人だけがなる病気ではない
⭕自覚症状は突然現れることもある
⭕病変のある卵巣から排卵する時は特に痛みが激しい
⭕低用量ピル(フリウェル)は必ず効果があるわけではない
⭕子宮内膜症の女性も安心のアンチエイジングサプリ【ピクノジェノール】