日野日出志【幻色の孤島】ぼくらの先生・デビュー作『つめたい汗』掲載

日野日出志【幻色の孤島】ぼくらの先生・デビュー作『つめたい汗』掲載 怖い漫画
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日野日出志【幻色の孤島】

日野日出志【幻色の孤島】

出版情報

ひばりヒットコミックス
ショッキング劇場『幻色の孤島』
・作者:日野日出志
・短編全7話
・発行所:ひばり書房
・1983年発行
・定価380円

集録作品

・ぼくらの先生
・おーいナマズくん
・かわいい少女
・幻色の孤島
・つめたい汗
・猟人
・人魚

概要と主観

言わずと知れた怪奇漫画の巨匠「日野日出志」大先生。

デビュー作「つめたい汗」が収録されています。

おーいナマズくんは最後まで怖いオチはなくほのぼの楽しめる作品で、

日野作品ではかなり珍しいストーリー展開です。

作品ピックアップ

おーいナマズくん

田舎の分校から町の学校へ転校した『鯰太郎』くん。

病弱な鯰くんは、転校で通学に一時間もかかるようになり苦痛でした。

田舎では普通だった鯰という名字も変な名前と笑われ、体育も苦手でドジばかり。

しかも席がクラスのアイドルの隣であることをやっかまれ、いじめっ子にいじめられてしまいます。

辛い日々が続きますがやがて夏休みになりました。

ある日鯰くんは祖父母から鯰の名前の由来である鯰の神様の話を聞きます。

そして神様がいるという沼を訪れ、自分を強くしてくれるようお願いをしました。

すると水面に巨大な鯰が一匹姿を現し、願いを叶える約束をします。

そしてそのまま鯰くんの体に取りついたのでした。

それから鯰くんの生活が一変します・・

 

よっぱ
よっぱ

ひ弱な主人公がナマズの力を借りて人気者になるというサクセスストーリーです。

 

幻色の孤島

異世界に漂着した主人公の物語。

記憶を失った男が目覚めたのは、完全なる孤島で奇怪な生き物がうごめく弱肉強食の世界。

島をさまよった男はある日、巨大な門と塀の上に人間がいるのを見つけます。

助けを求めますが逆に攻撃され腕を負傷してしまいます。

何とか塀の向こう側の世界に入りたい男ですが、方法が見つからないまま日々が過ぎていきました。

男はその世界の気候に馴染むことができず徐々に体をむしばまれていきます。

朽ち果てる前にこの世界から逃げなくては・・

 

よっぱ
よっぱ

ってお話なんですが、結局は、すべてが狂った主人公の妄想だったような、そうでないような、どうみるかは読み手次第。

 

猟人

狩猟の途中で吹雪に合い行き倒れになってしまった男。

目が覚めるとそこは囲炉裏端で目の前には鍋が煮えています。

男は通りかかったその家の主である老人に助けられたのでした。

見れば家の中は剥製だらけ。

男と老人はお互い狩猟が趣味とわかり意気投合。

思わぬ宴で盛り上がります。

 

男性

獲物を仕止めた時の気分!手応え!

獲物を追い詰めて行く時の胸の高鳴り!興奮!

狩猟は趣味の王様だ!!

 

男は酔って気分良く言いました。

 

男性
老人

しかし動物も趣味で殺されたんじゃねえ・・・

 

そんなことを言う老人の獲物というのが実は・・

 

よっぱ
よっぱ

お年寄りを侮ってはいけません

 

酔っぱの戯言

酔っぱの戯言(余談)

もう一冊ご紹介。

ひばりヒットコミックスショッキング劇場
『恐怖怪談!!ぼくらの先生〈幻色の孤島〉より』

・作者:日野日出志
・短編全7話
・発行所:ひばり書房
・1988年発行
・定価380円

 

これ酷いんですよ!

 

「ぼくらの先生(幻色の孤島より)」ってね、

よりも何も中身は全く完全にそっくり同じ。

新作がないばかりか、掲載されている話も順番も全部一緒。コラムや後書きの追加も一切なし。

タイトルとカバーデザインを変えただけ。

 

よっぱ
よっぱ

『どこがちがう?』程度でいいから違いが欲しかった、、

 

消費者はその手口にハマっていくつも同じ作品を購入するはめになるのです。

 

よっぱ
よっぱ

だって買っちゃうもん

 

カバーが違うとそれだけで買ってしまう。

初版』『絶版って煽られてさらに買っちゃうんですよ。

 

酔っぱの戯言(余談)

 

もう最終的には何もかも同じでも、あれば買い占めたくなっちゃう!

 

よっぱ
よっぱ

他のヤツには渡さない

って独占欲が働くんですよね笑笑

 

『日野日出志』作品がもっと見たいなら


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