オカルトホラー・サスペンスの実力派【松本洋子】おすすめ4 選
概要と主観
いや~、この頃の漫画好きなら必ず読んでいると思いますよ。
『松本洋子』さん。
この方の作品は、絵はかわいい系なのに中身がしっかり怖いっていうね。
なんか読んだ後に、薄ら寒い気がするんですよね。
サスペンス系もちょっとコミカルな要素も踏まえつつしっかり読ませますよね。
大人気だったから作品量産してたはずだけど、
いわゆるやっつけ作品的な駄作を見たことがありません。
超実力派!少女漫画出版の『KCなかよし』が主戦場でしたけど
日本漫画界・総合ランキングでトップクラスの漫画家さんです。
見知らぬ街
出版情報
講談社コミックスなかよし406巻
『見知らぬ街』
・読切全3話
・発行所:講談社
・1990年発行
・定価370円
集録作品
・見知らぬ街
・ようこそミステリーツアーへ
・アは悪魔のア
作品ピックアップ
見知らぬ街
救いのないラストにやられます。
松本洋子【だれかが見つめてる】
出版情報
講談社コミックスなかよし406巻
『だれかが見つめてる』
・読切全3話
・発行所:講談社
・1982年発行
・定価370円
集録作品
・だれかが見つめてる
・人形たちの夜
・氷のレクイエム
作品ピックアップ
誰かが見つめてる
母親の再婚。友達との仲たがい。テレビで知った殺人事件・・・
重なる出来事によって生まれた、人への不信感、不安定な心。
そんな少女の心に悪霊がつけこむ。
やっぱり人間は頼れる誰かが必要なんだなーと思ってしまう一作。
人形たちの夜
人形は時として魂をもつ。必要以上に愛された場合に。
やがて人形は持ち主がかわり転々とする。魂を持ったまま。
人形たちはそんな自分に不満を持ちはじめた!
閉じ込められた魂のまま、何十年何百年・・・。耐えられない。殺してほしい。
氷のレクイエム
ぼくはママを愛していたから、ママを愛していたのはぼくだけだったから、
かわいそうなママの復讐をしてやるってきめたんだ。
父親とその愛人を、殺された母親に代わって追い詰める少年。
復讐が終わった時の彼の満たされた表情がなんとも美しい
松本洋子【ばらの葬列】
出版情報
講談社コミックスなかよし532巻
『ばらの葬列』
・読切全4話
・発行所:講談社
・61年発行
・定価370円
集録作品
・ばらの葬列
・闇の迷路
・天使の疑惑
・もうひとりのあたしへ
作品ピックアップ
天使の疑惑
松本洋子【殺人よこんにちは】
出版情報
講談社コミックスなかよし532巻
『殺人よこんにちは』
・発行所:講談社
・61年発行
・定価370円
概要と主観
これ原作が有名でテレビドラマにもなってますよね。
木曜にやっていた2時間サスペンスでテーマソングがオフコースだった。
ヒロインとライバルがいつも同じ髪型
松本洋子さんの怖い系の作品でお気に入りのヤツって
私の中で読み終わった後の余韻が一貫してるんです。
物悲しくて、薄ら寒い感じがなかなか消えない。
感覚が隔離され一人取り残されたような気分になります。
だからどんな雑踏で読もうが入り込める
それにしても、松本洋子さんの漫画の主人公って
みんな同じ髪型なんですよ。
黒髪の前髪ありストレートロング。
そして友達かライバルか身近な女性がハイトーンの巻き毛。
そこにも注目してください。