夏に大繁殖した猫ノミ
その昔 自宅でノミが大繁殖したことがありました
飛び跳ねるノミや幼虫がアチコチで見えるほどです
田舎のことで猫は家の中外出入り自由の環境でしたが
幼い頃からずっと猫と暮らして それまでそんなこと一度もなかったので
あの時のノミは猫ではなく私が家に持ち込んだのだと思います
思い当たることがありました
ちょうどその頃 足が虫刺されだらけのだらしない女友達と仲良くしてましたから
面白くて美人なんだけどアダ名が『オヤジ』
とにかく部屋が汚ない子だったので あそこでもらってきたと思います。
そこから ひと夏のノミとの攻防戦が始まりました
猫ノミの生態や特徴
ノミが目立ちはじめたのは春の終り頃でしたが
真夏になると爆発的繁殖が起こり
成虫も幼虫も至るところで目視できるほど増えたんです
自宅は2階建ての一軒家ですが
ピークの時はフローリング以外の部屋を封鎖しました
必要があってその部屋に入る時は下半身をゴミ袋で防護しました
室内に入ると足にノミが飛び付いてくるのが目視できるんですよ
もはやモンスターパニック映画
足の付け根まで覆わないとダメです
やつら軽く膝上まで届くくらいのジャンプ力を持ってますから
顕微鏡でこのノミを観察したことがあります
小さいのでつい警戒心なく顕微鏡を覗いてしまいのけ反りました
ゴジラかと思うくらいの迫力はあります 拡大したノミのビジュアル半端ないです
幼虫はミニサイズのウジ虫
ノミ刺されは非常ーーーに痒いです!
蚊に刺された痒みなんて楽勝になります
そして蚊さに刺されたかゆみは一度おさまればそれまでですが
ノミに刺されたかゆみは何度も何度も何度もぶり返します
それで何十ヵ所も刺されるのだから 痒みのストレスで気が狂いそうです
自宅の床1面に生息するヤツラから絶えず血を吸われ
まるで自分がノミの生き餌になっている気分でした
猫ノミの効果的な駆除方法
昭和漫画の登場人物で貧乏人設定の時にありがちな描写ですが
ノミの成虫は絶対に潰してはいけません
それがメスの場合は草花の種のように体内の卵を飛び散らせながら絶命します
オスメス識別即断できるならOK
成虫も卵も幼虫も掃除機で吸うこと とにかく掃除を徹底しましょう
そして掃除機で吸ったゴミはそのまま捨てず必ず密閉しましょう
溺死させる手もあります
湯船にしっかり浸かる前にできるだけ早くシャンプーして猫と水面を泡でコーティングしましょう
でないと危険を察知したノミが全力ジャンプで逃走します
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猫をマメに風呂にいれノミを溺死させる方法で済めばよかったのですが
うちの猫はギャン泣きで風呂を拒否
何より増殖スピードが凄まじく 風呂から出た途端にノミがたかってしまう始末
人間も痒くて辛かったですが 体が小さく地面に近い猫たちはどれ程辛かったことか
ノミ捕りベルト
猫が嫌がって取ろうとした挙げ句
猿ぐつわのように口にはまり薬剤で口の回りが被れてしまいました
メッチャ可哀想なことをしました;;
ご使用される方はベルトに緩みがないかを小まめにチェックしてください
ノミ捕りブラシ
私が使った製品はブラシというかクシでしたが
毛の奥でまったりしていたノミが体表に押し上げられて来ます
普通にやったら慌てたノミがアチコチ跳んで逃げまわるので
猫を風呂に入れながらブラッシングしましょう
掻き出したノミが溺死するようにしてださい
散布剤
使用上の注意をよく守って室内に散布後はしっかりと掃除機で吸いとりましょう
家ノミ・ダニ駆除の大定番
旧式ノミ捕りホイホイ
四角形の枠だけ残し 上部に白熱球をつけ下部に粘着テープを敷いた シンプルな装置
ノミが光に集まる習性を利用した ノミトリホイホイです
しかし 当時実際に使用したノミ捕りホイホイは 安全面に重大な問題がありました
我が家では生まれたばかりの子猫がこの粘着シートにくっついてしまったのです
付く場所が悪ければ最悪子猫が死んでしまうところでした
その危険性のためか このタイプの装置は絶版となっています
新式ノミ捕りホイホイ
私は未使用未体験ですが、最新のホイホイはとても安全にできていそうです。
少なくともノミの代わりに猫がかかることはないでしょう。
ですが
このサイズの装置にビッシリと捕獲できたところで量的にはたかが知れています
大量発生してからの対策としてはおすすめできません
動物病院
一番に病院で薬を処方してもらいましょう
軽い繁殖ならこれでおさまります
猫ノミ対策まとめ
⭕ノミは湿気が好きで夏に増殖する
⭕ノミは体調1~3mmにもかかわらず1m以上もジャンプすることができる
⭕ノミの好物は動物の血液で人間も刺す
⭕ノミのメスを潰すと卵をまき散らして絶命するので潰してはいけない
⭕薬剤の使用はペットがかぶれないように注意が必要