岩明均のSFホラー【寄生獣】
出版情報
アフタヌーンKC―26
『寄生獣-KISEIJU-』
・作者:岩明均
・全10巻
・発行所:講談社
・1990年発行
・定価500円
実写映画化された人気漫画
キッタァァΣ三(;゚;∀;゚;ノ )ノ. キタキタキタキタキタ……とーとーキター!
━━ 寄生獣実写化 ━━!!
けどできんの?!マジできんの!?
こんだけCG発達してもねェー寄生獣だからねェー、
しかも邦画☆
つかできんの?!笑
ハリウッドが投げた匙とりあえず拾ってみましたーみたいな??
ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワワワワ;;
うっそーみたいわー♡
ってな感じにテンション爆上げでFacebookページに記事を綴ったのが今からかれこれ・・・
何年前のことだったのか忘れました💧
時が過ぎるのは本当に早い
本日はその話題作。もとい、
話題になった作品。岩明均さん著書『寄生獣』をご紹介します。
今や広く日本国民に知られたこの『寄生獣』。
楳図かずお『漂流教室』以来の傑作!
もし映画『寄生獣』でしか本作をご存じなければ今すぐ漫画版を読んでほしい!
なぜならあの映画ではまったくこの作品の素晴らしさが伝わっていないからです。
実際見て言っているので間違いない。
原作ファンなら満足している人など一人もいない。
いや、不満しかない。
人間を減らすという究極のエコロジー発想
地球上の誰かがふと思った。
人間の数が半分になったら
いくつの森が焼かれずにすむだろうか……
地球上の誰かがふと思った。
人間の数が100分の1になったら
たれ流される毒も100分の1になるのだろうか…
誰かがふと思った。
生物(みんな)の未来を守らねば…引用:『寄生獣』より
ということで、
人類の未来を守るため地上に撒かれた地球外生命体パラサイト。
そしてそのパラサイトと共に生きる運命を背負った主人公『泉新一』の物語がこの『寄生獣』。
寄生獣が面白いのは、
生き物全体からみたらバランスを無視して地球にはびこる人間の方が悪であり、
この人類専門捕食獣であるパラサイトは必要悪だという究極のエコロジー発想。
なんとも奥が深いのです。
岩明先生はデビュー作『ゴミの海』でも
人が一人減りゃあ、それだけ街もきれいになるってもんだろ
とお書きになっておりますので、
よっぽど人間減らしたいらしいです。
怖い人だな;;
あ!そうか。
市長の広川って岩明先生自身がモデルなんだ!!
そうだ、そうだ。きっとそうだ!