こんにちは!よっぱ(@yoppa45)です。
先日、花粉症と思われる目のかゆみで眼科を受診した時のこと。
今回はじめての先生だったので、やはり指摘されました。
左目の「視神経乳頭の陥凹拡大」。
私が眼科を受診すると毎度指摘されるこの所見についてお伝えします。
緑内障の早期発見
緑内障は中高年に多く発症する視野が徐々に欠けていく目の病気です。
緑内障は早期に発見して治療を行えば進行を予防することができるのですが、
自覚症状が出る頃にはかなり病状が進行してしまっている怖い病気です。
その為、症状がなくても定期的に検査を受けることが重要です。
私の住んでいる区では【緑内障】の早期発見・治療のために、
40歳・45歳・50歳・55歳・60歳になると、実費300円で受けられる眼科検診を実施しています。
検診項目
①問診
②眼圧測定
③眼底検査
④眼底カメラ撮影
⑤細隙燈(さいげきとう)顕微鏡検査
これら検査によって
視神経の障害、病変を観察し、緑内障と加齢黄斑変性の疑いを探っているそうです。
そこで指摘されたのが『視神経乳頭陥凹拡大』。
陥凹(かんおう)と読みます。
視神経乳頭陥凹拡大は緑内障の進行によっても見られる眼底の所見なので、
より精密な検査を受けるようすすめられました。
視神経乳頭陥凹拡大とは
上の画像は、眼科の先生が私に解説してくださった時の資料です。
視覚から得た情報を脳に伝える為、視神経が束になって眼球の壁を突き抜ける一点のことを
「視神経乳頭」といいます。
視神経乳頭はもともと少し凹んでいますが、この凹み具合が標準にくらべかなり大きい場合に
陥凹拡大(視神経乳頭の凹みが大きいよ)と診断されます。
陥凹拡大は視神経細胞が減ると起こるのですが、それが病的な理由で起きている場合、
原因は緑内障が最も疑われます。
私の視神経乳頭の凹みも標準より大きいので緑内障を疑われたわけですが
精密検査の結果、現時点では緑内障は発症しておらず
よって凹みが大きいのは生まれつきという判断がされました。
しかし、生まれつきだからと放置は禁物。
それがいつの間にか病的拡大に変化していて、気づいた時にはかなり進行しているといった結果になりかねないからです。
結局、経過診断はしっかりする必要があると注意されました。
また要経過観察項目が増えてしまった。。
眼科検診時の注意点
はじめて緑内障の精密検査を受ける方にアドバイスがひとつ。
この検査では眼底を検査するため、瞳孔を開くための薬が点眼されます。
別にこれを刺したからと言って痛くもかゆくもありません。
ただ何となーくぼんやりするだけなのですが
これが明るい屋外に出た途端
尋常じゃなく光がまぶしく感じられます。
さっきの目薬で瞳孔が開いたままになってるからですね。
日陰に入らないとほとんど何も見えなくなるので、
できるだけ屋外を避けられる帰宅経路を決めておくといいです。
そして危ないので自分で運転する乗り物は避け、まっすぐ帰宅することをおすすめします。
病院が自宅から遠方の場合は、面倒ですが片目ずつ検査するとより安全でしょう。