社会保険の加入でiDeCo掛金引落が停止
退職後は初となる確定申告が迫る中、一通の封書が届きました。
あれ?年金の控除証明書また来たの??
【国民年金基金連合会】と書かれた封筒を見て
私は初めこれを国民年金の控除証明書だと思いました。
退職後2年分前払いした国民年金が派遣会社の社会保険加入で払い戻され
そのため正しい金額の控除証明書の再発行を依頼したからです。
ところが何と中身は【iDeco掛金引落し停止のお知らせ】
おい!またかよ
次に私はこれを
yahooカードがpaypayカードに自動移行した際に発生した決済停止問題のひとつ、
カード情報の未更新がまだ残っていたのだと思ったのですが、
いや違う、ちょっと待て。イデコは銀行口座からの引落だ。
じぁなんで?
書面をちゃんと読むまで理由が思いつきませんでした。
実はこれも、派遣会社の社会保険加入が原因。
iDeCoにも社会保険加入時に手続きが必要だったのです。
あ、そうだった。
退職して厚生年金から国民年金に変更になる時、
被保険者種別を第2号から第1号に変更する書類を提出したのを思い出しました。
であれば逆の書類提出が必要に決まってます。
けど、そんなこと全く頭を過ぎりませんでした。
退職に関わる全ての事において微塵も後悔したくなかったので
特にお金のことでは後から損が見つかることがないよう
他人様のブログを参考に用意周到スケジューリングしましたが
直後のことばかりに気を取られ
セミリタイア生活が続いた際に必要な
公的手続きについて勉強が足りていませんでした。
個人型年金の被保険者種別とは
まず、個人型年金のiDeCoイデコをはじめるには
自分が加入している公的年金制度の種類を登録しなくてはいけません。
種類によって掛金の限度額が違ってくるためです。
私はiDeCo開始時は正社員で厚生年金に加入していたので
【第2号被保険者】として登録を申請しました。
今回は自分に該当するとこだけザックリ説明してます。
厳密にはいろいろあるのでちゃんと調べてね。
これが退職して国民年金に変わったので
【加入者被保険者種別変更届(第1号被保険者用)】という書類を取り寄せ
登録を【第1号被保険者】に変更したのです。
ところが今回、派遣で働き始め社会保険に加入したので
今度は【加入者被保険者種別変更届(第2号被保険者用)】という書類を取り寄せ
登録を【第2号被保険者】に再度変更しなくてはいけなかったのに
それを怠っていたのです。
その為
【個人型年金へ申請した被保険者種別、または企業年金等加入状況が相違しているため】
という理由で掛金の引落が停止されてしまったのでした。
SBI証券は顧客満足度が高い
私はSBI証券のiDeCoセレクトプランに加入していますが
今のところ順調に掛け金を運用できているので積立金が増やせのはもったいないです。
慌ててSBI証券の担当窓口へ電話しました。
まずは事情を説明。
昨年12月から派遣会社の社会保険に加入していたこと。
4か月の短期派遣で3月末には契約期間が満了すること。
すると、
今すぐ変更手続きを行ってまたすぐ次の変更が必要になるので
手続きの手間を省きたいのであれば被保険者種別は第1号のままにしておき
4月になって国民年金に戻った時点で引落の再開手続きだけをする
手もあると教えてくれました。
ちなみに
掛金の引落が停止しても運用は継続されていたので一安心♡
また今後も
短期派遣を間をあけて繰り返す可能性があることを伝えると
その度に電話して必要書類の郵送を依頼するのも手間でしょうから
と気遣ってくれ
各種書類をそれぞれ3通ずつまとめて送る手配をしてくれました。
そして届いた封筒が何と計4通。
開封後にゴッチャにならないようにでしょう、書類の種類毎に封筒を分けてくれたのです。
しかも、それぞれ表紙の【通信欄】に、どの場合に使うべき書類かを記載してくれていました。
これなら時間が経って忘れてしまっても自力で対処できそうです!
めっちゃ親切丁寧♡
SBI証券さんのカスタマーサービス最高です。
社会保険と関連するiDeCo申請書類まとめ
SBI証券さんが教えてくださった情報を防備録的にまとめます。
ですが月によって若干前倒されることがあるそうなので
確実に間に合わせる為には
その月の10日までに書類が届くよう投函がベストだそう。
また今回の私のように
社会保険に加入したのに種別変更届けを提出しなかった
そしてまた社会保険を喪失した場合
【加入者掛金引落再開依頼書】を提出するだけで引落が再開されます。
なので私が最短で引き落とし再開をしようとすると
今の派遣の満了が今月の3/31なので
社会保険を喪失する4/1以降に役所の窓口へ行き
先に国民年金の加入手続きを行ってから
iDeCoの【加入者掛金引落再開依頼書】を念の為4/10着となるよう発送する。
といったコンパクトなスケジュールでの手続きが必要です。
また、厚生年金(第2号被保険者)の状況は変わらずとも
勤務先が変更になった時も
【加入者登録事業所変更届】の提出が必要となります。
どれも怠ると掛金引落が停止しますのでご注意ください。
入退職を繰り返すのは公的手続きが非常に面倒
四半世紀同じ会社に勤め
税に関することなど公的手続きを丸任せにしてきたためですが
自分が日本で生活する上で必要な基本情報に疎いことを改めて認識しました。
退職後に短期派遣のはしごを経験したことで一番勉強になったこと。
それは、入退職を繰り返すのは公的手続きが非常に面倒であることです。
非正規・派遣のみならず、今やパート・アルバイトでも
一定の条件を満たす場合は社会保険の加入が義務化されているのに
私はボンヤリとしか理解しておらず、
結果様々な登録変更に漏れが生じてしまったのです。
社会保険に加入したらすべき手続きがあり
逆に社会保険の資格を喪失したらすべき手続きがある。
仮に短期派遣を会社を変えて繰り返した場合、掛金引落停止を阻止し続ける為には
役所をはじめとする各所手続きを相当段取り良く熟さなければならないので
なかなかの時間と体力を消耗します。
セミリタイア生活を送る中で必要な生活費をどのように稼ぐか
そこそこ準備を整えて退職したせいでちょっとフリーダムに考えすぎていました。
無駄に多くの手間暇が必要になり、気を抜くと思わぬ漏れが生じることになるので
社会保険の加入・喪失を繰り返すのは避けるべきだと強く感じました。
どの働き方を選択するにしても早めに見定め固定したいです。
それはさておき、
【引落停止!】なんて書類が届いたのでだいぶ驚いてしまいましたが
今回のゴタゴタでまた少し知識を得ることができました。
そして、正社員には二度とならないと心に誓って前職を辞め
よって残りの人生ずっと国民年金&国保だと思っていた身からすると
正社員同様に働かずとも社会保険に入れるっていうのは有難いなあ、と
今けっこー喜んでいます。
受給年金額が計画より増えそうだ♪