危険な体験談!タクシーの怖い実話
日常に潜む危険な体験をご紹介します。
平日の昼間タクシーに乗車
高校生だったある日、登校するのが嫌になり一人で海に行きました。
すると季節外れの海岸で外国人が2人、岸壁から海に飛び込んで遊んでいます。

めちゃめちゃ楽しそう
何となく側を離れず眺めていると、手まねきされたので近づいたら・・・

海に投げ込まれました
ヘビーなグローバルコミュニケーション。
笑いながらすぐ引き上げてくれましたが、制服がビタビタのまま放置されました。

磯臭い
少し潮風にあたって昼前には学校に行こうと思っていましたが、登校はあきらめ帰宅するため再び電車に。
車窓からの陽射しを浴びていると徐々に制服が乾いてきました。
すると、
制服から塩が💧
動くとポロポロ塩が落ちて、叩くと余計に粉をふいて、座ってるシートが塩まみれです。。
本当ならこの後バスに乗るのですが、
明らかに磯臭い体でバスに乗るのは気が引けたので贅沢にもタクシーに乗車。

いざという時用に父がくれたタクシーチケットを利用しました
こうして自宅に戻り制服を洗濯して、1日を終えたその翌日でした・・
偶然同じタクシーに遭遇
そして翌日。
学校へ行きますが気分が良くありません。そのうち悪寒がして頭痛がしてきました。
前日に海に飛び込み、さらに生乾きの制服を着て登校したのでは無理ないかも知れません。

早退しよう、
奇しくも昨日とほぼ同じ時間。
電車から降りバス停に向かって歩いていると、止まっているタクシーから声をかけられました。

あれ?昨日の子でしょ?また早退?遊んでるなあ!
昨日乗ったタクシーの運転手さんでした。

うち帰るの?ちょうどそっちの方に行くから乗せてあげるよ。

え?

ただでいいよ。どっちみち客乗せないで行くとこだったから。
少しの間考えました。

本当かなぁ・・着く頃になって金払えとか言われたりして
その間にもどんどん気分が悪くなります。

うーん・・そうなったら払えばいいか
ちょっと馴れ馴れしい感じだけど、体調も悪いし早く帰りたい。
本当にただだったらラッキーくらいに思っておけばいいやと開き直り、
そのタクシーに乗り込んでしまったんです。
タクシーは移動する密室

いつもこんな風に学校サボってるの?生意気にタクシーなんか使って。ひょっとして悪いことでもやってるのかなぁ~

いや、べつに・・
その後も

彼氏いるの?最近の子はませてるよね~
とか、そんな話ばかり。

(うーん、何か嫌な感じ・・)
私の自宅は、
市の中心部からはだいぶ離れた隣県との境にあります。
民家も少なく、トラックや工事資材が置かれる空地のような土地が点在する、
行き交う人がまばらな地域。
昨日の道を覚えているのか、タクシーは行き先も聞かず走り続けます。
ところが

((え?あれ?))
昨日とは違う道を曲がりました。

((この道行って近道になるのかな?))
不安に思っていると更に違う道を行き、
私道のような細い道に入っていきました。

遠回りになってませんか?昨日と同じ道行ってくださいよ。

こっちに抜け道があるから・・
などと言いながら車を進め、
とうとう人気のない空地の物陰に車を止めてしまいました。
怖い!!

ねぇ、実は小遣い稼ぎとかしたことあるんでしょ?
怖いッ!!

ないです!私そーゆーのじゃない!

えー、ほんとに?・・・ちょっと試してみない?
怖いッ!!

降ろしてください!
慌ててドアに手をかけると、
ロックはされておらず手動で開いたので、車を飛び出してとにかく走りました。
運転手は追って来ませんでした。
はじめから無理矢理襲う気はなかったのかも知れません。
誘いにのってくるような相手かどうか私の反応を試したのでしょうか。
どちらにしてもとても怖い体験でした。
要点まとめ
⭕うまい話には常に注意が必要
⭕タクシーが密室であることを忘れてはいけない
⭕乗車してしまえば主導権が運転手にあることを忘れてはいけない