会社の健康診断
会社の健康診断にいってまいりました。
今年も新型コロナウイルスの影響から、
例年に比べると患者数は少なかったです。
そして
できるだけ密をつくらないようにと、
看護師さんたちが
各検査毎の待ち状況を確認して、
次受けるべき検査を割り振っていきます。
しかし、
最後はバリウム検査で〆なければいけない
これは決まり事。
よってここだけはコロナであってもまあまあ密。
しゃーないわねー
ところで、
35才になって初めてバリウム検査をうける時、
心配していたのはバリウムの味や
ゲップのことだけでした。
バリウムって溶かした紙粘土みたいだな、飲んだあと吐いちゃったらどうしよう。。
何度やってもゲップ出ちゃって先生にイラつかれたらどうしよう。。
どれほど苦労するかと思いきや、
拍子抜けするほどスムーズに検査がすすみ
安堵したのを覚えています。
あれから約10年。
相変わらずゲップは出ないし、
バリウムも
年年躊躇なく飲めるようになっています。
が、しかし。
数年前からちょっとずつ
ある変化を感じていました。
そして昨年までは
気がしているだけだったものが
今年確信!
それがタイトルに書いた
医師からの横回転指示が、どんどん
アクロバティックになってきている!
です。
バリウム検査とは
正式名称は
『上部消化管X線検査』
バリウム検査によって、
食道、胃、十二指腸の病変を
早期に発見することができます。
まずはじめに、
炭酸(発泡剤)を飲んで胃を膨らませ、
次にバリウム(造影剤)を飲んで、
バリウムが胃粘膜を滑り落ちていく様子を
レントゲン撮影します。
胃の内部にできたデコボコを
バリウムの動きによって確認する事ができるので、
そのデコボコができる原因である
ポリープなども発見できるという検査方法です。
健康診断など、人数をこなす場合は
最初に全部のバリウム飲み切ってから
検査台の上で体を回転させ撮影しますが、
人間ドックなど、より精密な検査では
検査台の上で体を回転させたり台を動かす度に
少しずつバリウムを飲んで撮影する方法がとられます。
バリウム検査の注意点
その①
アルコール類は2日前から飲まないようにします。
はじめて聞きました💧
その②
検査日前日の夕食は午後8時までにすませること。
撮影時、胃に食べ物が残っていると検査ができなくなるので、食事の内容も消化の良いものにします。
その③
前日午後8時以降は飲食禁止、水のみOKです。
その④
検診当日の朝は何も食べないこと。
その⑤
検査時間3時間前からは水分摂取禁止。
私のところでは2時間前まで許可されていますよ
その⑥
ガムや喫煙も控えてください。
タバコを吸うと胃が刺激されて胃液が分泌され、バリウムを飲んだときに食べ物と勘違いして胃が働き、腸へと押し出そうとしてしまいます。
その⑦
検査終了後はコップ2杯程度の水を飲み、30分ほど時間を置いて下剤を飲みます。
バリウムは必ず排出する必要があります。
その⑧
下剤の効果は通常、4~5時間で出ますが、夕方までに便が出ない場合は2回目の下剤を飲みます。
完全にバリウムを出し切れるのは翌日です。便の色が白からいつもの茶色に変わればOKです。
その⑨
アルコールはバリウムを体内で固まりやすくするので、排出されるまで控えます。
これまたはじめて聞きました💧💧
その⑩
3⽇以上排泄がない場合バリウム検査はおすすめできません。
頑固な便秘に悩む人はバリウム検査受けられないのか!?
私がこれまで読んできた
事前確認書の中には記載のないものも多いので、
これらは検診を受ける医療機関によって
厳守が必要な項目と推奨される項目とに
分かれるようです。
医師が指示する回転数と診察台の傾斜が激しい
検査前
看護師さんからお呼びがかかると、
始めに本人確認をされます。
その次に
『ブスコパン注射』の接種の有無を確認。
ブスコパンは眼圧が高い方は接種できません。
あと、
高頻度で副作⽤(動悸、めまい等)が起こるため
使⽤していない医院も多いみたいです。
私は検査後しばらく視点が定まりにくくなりました。
まーまー怖かったです💧
それに、
ブスコパンの有無による検査精度の違いが
実はそれほど無いことが判明したらしく、
私は昨年から射たなくなりました。
なのにしかし、検査担当医師からは
ブスコパンうって無い分頑張って早く回ってくださいねー
このように言われちゃいました💧
うった方が良かったのかと思いますよねぇ、
検査中
とにかく回転させられます。
大袈裟じゃなくてかなりしんどい💧
昔はここまで回わりませんでしたし、
診察台も立ち姿勢から真横になるだけ。
ところが今や、
バリウム飲むが早いかガンガン急き立てられ
右回転を促されます。
左には回らない。右オンリー。
はい!急いで!右右右…..ハイッ!そこで止まって動かないっ!!斜め45度キーーープで息止めて!止めて止めて….はい楽にしてー右に回って!
楽になんかできないよ💧
しかも
診察台の傾斜がえらいことになってきました。
真横を超え頭が下を向き、
体の位置がずるずると下がっていきます。
台から滑り落ちないよう
サイドバーを握って耐えますが、
そんな状態からも回転指示が出されます。
一瞬どーしてよいのかわからなくなりました。
片手ずつ
バーから手を離して回転するしかありません。
けっこーな握力が必要です。
さらにこんな状態で
片ひざを立てるよう指示が出ます!
もー完全に何か新種の体操競技のよう。
挙げ句の果てに、
足の方が高い姿勢のまま
真横を向いて両手を前に出すように言われます。
これまた一瞬
どーしてよいのかわからなくなりました。。
すると、
なんと!
乗っている台の下から
サイドテーブルが突き出てきました!!
皆さんこれ見たことあります?!
そして追い打ちをかけるように、
私はいつも途中で炭酸をおかわりさせられます。
理由は胃下垂だからだそうです。
途中で炭酸が潰れちゃって下の方までちゃんと胃が膨らまないんだよね、
お代わり炭酸を私に手渡すと
医師は急いでブースに戻り、
マイクに向かって
早く飲んで!早く回って!
を繰り返します。
私はそれに従い、
硬い台の上でゴツゴツと音をたて
着衣も髪も乱しながら
懸命に回転するのですが、
その姿がツボにはまるのか、
そのうち医師の号令に
うすら笑いが含まれてくるという・・・
絶対楽しんでるだろ、
といった感じで、
今年は特にアクロバティックな
バリウム検査が終了しました。
終わる頃にはへろへろですよ。へろへろ。。
検査後
検査後は皆
洗面台に並んでうがいして下剤を飲みますが、
例年は必ずいらっしゃる
ガァーーーッ!ペッ!!
ゴアッ!・・ゴアッ!・・ペッ!!
って、おじ様が
コロナ禍で消えました笑
回転数と診察台の傾斜が激しさを増す理由
ある程度早く回わらないと、
病変をみつけるためのバリウムが
逆に病変を隠してしまうそうです。
それに、
じっとしてしまうと次の臓器(十二指腸)に
バリウムが流れていってしまうのだとか。
バリウムが十二指腸に流れてしまうと、
胃そのものが隠れて見なくなっちゃうそうです。
なるほどそれでは検査になりませんからねぇ、
要点まとめ
⭕健康診断のバリウム検査で医師が指示する回転数と診察台の傾斜は年々激しさを増す
⭕早い回転を促される理由は、早く回わらないとバリウムが病変を隠してしまうから。
⭕胃下垂の人は途中で炭酸をおかわりさせられる。
⭕ブスコパンの有無による検査精度の違いは実はそれほど無い。