寒いドイツにも害虫はいる
夕べ自宅に大和ゴキブリがでました。
彼が食事を終えやっつけてくれるまで
私は別室に身を潜めてただひたすら待つのみ。
紙細工みたいにカサカサしてるくせして機敏に動き回るやつらが心底怖いのですッ!!
エアコンの無い場所に長くいて
危うく熱中症になるかと思いました。
ゴキブリ、クモ、ハエ、カ・・・
どれも暑い地域の方が大きくて多い。
寒い北海道にはゴキブリがいないと聞いて
子供の頃から羨ましく思っていました。
ということはそれより北方に位置する
ドイツにはさおさらいないはず。
残念ながらゼロではないですよ。
ところが、
実際に訪れると驚くべき事実が判明。
これは、もっと広く世間に知られてもよいと思うのですが・・・
スズメバチが街を席捲
初ひとり旅・初飛行機・初海外と
根性振り絞った人生初物尽くしで
ドイツを訪れたのは8月下旬。
到着してすぐ向かったハンブルクの
友達宅で庭先にテーブルを出し
最初の食事を楽しもうとした時、
何やらブンブンブンブンまとわりついてくる。
ん、なんだ?ハエ??
しかし、それはハエではなく蜂!
それも『Die Wespe』スズメバチです。
そいつらが食事を狙って飛び回っているのです。
しかも結構な数で!!
今年は異常に多い。
そういって苦笑いしていましたが
特別恐がる様子はありません。
そうなると怖いから中に入りたいとは言えず
そのまま食事を続けます。
しかし逃げないでいるだけで精一杯。
食事を楽しむどころではありませんでした、、
ドイツ(ハンブルグ)では毎年
夏はスズメバチが飛び交うものだそうです。
怖いよー
そしてこの旅の間中このスズメバチに
ビクビクしながら過ごすはめに。
自然になっている果物が地面に落ちて
朽ちているところに集まっているのは
ハエではなくスズメバチです。
スーパー内のパンやケーキが並んだ
陳列ケースの中をハチが飛び交い
商品の上を歩き回っている。
その光景は東南アジアなどの市場で
魚にハエが集っている様と酷似。
友人宅にあったハエ叩きは
ハエではなくスズメバチ用でした。
まさか先進国ドイツで
購入する食べ物に虫がたかっている光景を
目にすることになるとは・・・
ショックでした
商店街の店先で『Curry wurst』を食べた時も
まるで共に食事をするかのごとく
スズメバチが我が物顔で飲食物に食らいつく。
ハエや蚊なら躊躇なく手で払ったり
叩き潰したりできますが、
相手がスズメバチではそれができません。
下手に手を出せば刺されてしまいます。
実際、私は怖くて払い除けようとした時に
手を刺されてしまいました。。
ハチに刺されたのは初なので
次はアナフィラキシーも怖いです、
飲み物は特に要注意!
瓶の口から中に入り込んでいるので
絶対余所見しながら飲んじゃいけません!
こっちがハチに気を使って、
付いていないことを確認してから
口に運ばなくてはいけない。
それはハチを傷つけない為ではありません。
誤って口に含み口内を刺されてしまうと
大変危険だからです。
舌や喉が刺されて腫れると気道をふさぎ
呼吸困難で死亡する事例もあるのだとか。
日本人には考えられませんが
ハンブルクではこれが夏の風物詩。
私はこれに懲りて
夏のドイツに行く気がなくなりました、、
真夏のドイツは意外に熱いしハチもいます。
屋外で飲食される場合は特に
充分お気をつけください。