外国語の習得を決意
私は外国人が近くにいると未だに多少緊張します。
そしてそんな外国人と然も親しそうに話している日本人をみると
とても羨ましい妬ましい気持ちになります。
外国語がはなせたらいいなと思った一番のきっかけは
そんな自分をいつもかっこ悪く思っていたから。
今や日本でもそこら中にいる外国人にいちいち緊張しないで平常心でいたい。
できれば知り合いになりたい。
いや、映画のごとく、外国人とグローバルな交友関係を築きたい。
私が向けているこの羨望の眼差しを、私も他人から向けられたい。
しかし、
外国人が興味を持つような日本的教養や特典など何もなく
さらに日本語しか話せない中年女など
わざわざ友達になろうと寄ってくる外国人など要るはずもありません。
自分から仕掛けていくしかない。
そして何の特典も持たない自分と話をしてもらうには
やはり外国語がひとつでも話せなくては突破口が見いだせない。
そこで私は『ドイツ語』を覚えることにしました。
第二言語にドイツ語を選んだ理由
英語も話せないくせにドイツ語。
ドイツの何それに興味があるとか、どこそこに行きたいとか特になし。
サッカー好きでも、城好きでも、クラシックマニアでもない。
強いて言えばビール好きだけど
アルトだヴァイツェンだと、うんちく垂れるほどのこだわりはない。
それでもドイツ語。
理由はドイツ語の響きがかっこいいから。
何となく漠然とだけど子供の時からドイツ人をリスペクトしてきたから。
それだけで、ドイツ語に人生の夢かけました。
けどドイツ語って
知的で自信に満ちていて何だかとってもミステリアス！
そのドイツ語を自分の口から発するなんて最高にcoolだと私は思いました。
そして何より
英語話せないくせにドイツ語ってそれ自体何かかっこいいって
私のセンスではそう感じたんですよ！
しかし、その何の足しにもならないこだわりが
いざ行き詰まったとき未だに自分を支えています。
文字通り０からのスタート
けどさすがに迷いました。
何ヶ国語も覚えられる賢い頭してませんし、
役に立つ外国語といえば何はさておき英語でしょうから・・
途中何度もこの選択に不安を覚えながらも
とにかくスタートしました。
0、1、2、3、4、・・・・10。
文字通りゼロからのスタートです。
10まで覚えるのだって何度も繰り返しです。
これをブツブツ言いながら歩いていた時の景色が未だに目に浮かびます。
そこから今日まで15年が過ぎました。30才で0からはじめて今45才。
そして現在のレベルは・・・中級とも言い難い💧
言いたいことは何とか伝えられるけど
ネイティブ同士で話してると悲しいくらいチンプンカンプン。
ね。15年でそれって、夢のない話でしょ？
妄想じゃ今頃ドイツ語の上に英語も話せちゃって
語学力生かした仕事に転職しちゃってたのに（苦笑;
そんな理想とは程遠いですが、それでも！
諦めないで続けることで
絶対にお金で買えない貴重な体験と、多くの友達が得られました。
厳しい現実と素晴らしい成果
この二つを軸に
『ドイツに関する体験談』を発信していく予定です。
商業目的の人が絶対書かないような凡人の語学習得のリアルな現状をお伝えします。
ドイツに興味のある方だけでなく
完全なる０からのスタートで外国語を学ぼうとしている方は
どうぞ参考になさってください。
