笑い泣きと泣き笑い|違いとエピソード
笑い泣き
亡くなった父が生前
男が人前で泣いていいのは親と子供が死んだ時だけだ
そう言っていたのが、
男勝りだった私自身のポリシーになりました。
そして最近は、
男の人があまりに簡単に人前で泣くのが他人事ながら恥ずかしく、
反動でさらに涙腺が固くなっています。
そんな私ですが『笑い泣き』はよくします。
これは人前でも平気です。
父親も笑うとすぐ涙を流すタイプでした。
それだけならそんな人いっぱいいるでしょうけど、私の場合、
可笑しさが規定値に達すると笑いは消えてただ泣くだけになります。
そこから先はもう可笑しくて泣いていないんです。
泣いてるうちに悲しくなるのとも違います。
泣くという体の動きが止まらない感じなのです。
友達もこういった人は知らないと言いますし、
途中から見かけた人は笑っているとはまるで思わないので、
さし飲みでツボにはまると連れは人目が気になると言います。
俺が泣かせてるみたいじゃん💧
泣き笑い
ところが先日、
笑い泣きとは逆の『泣き笑い』を体験しました。
初体験
狭い2Kの狭い脱衣場で、
シャツを脱ごうとしたら右腕が袖に引っ掛かって抜けません。
力任せに引き抜いたらその勢いのまま拳を壁にぶつけました。
度々同じように同じ角にぶつける
自分にイライラーっとしつつ、
次に靴下を脱ごうと前に屈んだら、
目の前のドアノブに皮が剥けるほどおでこをぶつけました。
漫画か!
何かもー、
痛いし!
ムカつくし!
腹立って腹立って、
そしたら悔しさのあまりに泣けてきたんです。
それもボロボロボロボロ。
ところがふと我に返った瞬間に
先ほどの一連の動きが頭をよぎり、
マンガのようなドジな女が我れながら可笑しくて、
思わず吹き出してしまったんです。
結果泣きながら笑っていました。
本当に悔しくて腹を立てながら同時に笑っている
というのは自分でもはじめてで驚きました。
止まらない笑い泣きの原因はストレス
そもそも、
そんな小さなことで泣くほど腹をたてたり笑ったり
些細なことでアホのように笑いながら号泣したり
もう精神の崩壊としか思えない↓
そんな『笑い泣き』と『泣き笑い』の原因が、
なぜストレスなのかという理由を説明します。
『泣くこと』や『笑うこと』にはストレスを減少させ、
自律神経系の乱れや免疫力の低下など、
崩れた体内バランスを正しくする作用があることがわかっています。
特に『泣くこと』は『笑うこと』以上に効果が高く、
ストレスをリセットしてくれます。
このため
ストレスを抱え込んだ体が自浄作用として、
笑いをきっかけに体に泣くよう働きかけた結果
『笑い泣き』が起きている
のではないかと推測するのです。
体が自身を守ろうとストレス解消のため涙を流させている
『泣くこと』『笑うこと』はストレス解消の特効薬です。
大いに泣いて大いに笑って、
ストレスによる心身の病気を予防しましょう。
要点まとめ
⭕『笑い泣き』はストレスがたまった体が自らを守るために起こす自浄作用
⭕『泣くこと』『笑うこと』はストレス解消の特効薬