効率重視のドイツ人
これが効率重視のドイツ人の真骨頂だと私は思っています。
ドイツにおける家庭料理の三原則
よっぱの知ってるドイツ人は。としときますけど、大体あってますよ。
生きとし生けるものが、何よりも喜びを感じると思しき、この【食事】においても、
都度の食べたい欲求より効率を重視できるって、すごいと思います。
便利・親切・丁寧を追求し過ぎると、自らにしわ寄せがくることも心得ている。
日本人が疲弊しているようにね。。
だから便利もサービスもそこそこで十分。
与える側に回った時のことを考えて、ちゃんとそう割り切っているからエラいです。
そして、テキパキ効率よく仕事をこなして、できるだけ多くの自由な時間を確保しようと努める。
ここでいう【仕事】は公私問わず【やんなきゃいけないこと】です。
朝食は毎日同じ
日本では3食の中で最も単調な朝食ですら、
和食かパン食が選べ、おかずが変わり、汁物の具が変わる。
バリエーションは豊富ですよね。
対してドイツの朝食は本当に毎朝まっっったく同じ食べ物が食卓に出されるのです。
冷蔵庫から出してテーブルいっぱいに並べるだけ。
そこから各自の前に置かれたプレートの上に好きなものを取って食べる。
キュウリやトマトも丸のまま置いてあるものを、
各自プレートの上で都度食べる分だけカットして戻す。
長葱がまんま置いてあるのにはちょっと笑った;
日本のように朝から調理しないし、
夕べの残りだからとアレンジしたり見映え良く盛り付けたなどしません。
ただし品数は大変豊富です。
パンだけで3〜4種類は超え
パンのお供は塩っぱいのから甘いのまでこれでもかと揃っていて、
飲み物は必ずジュースとその他の2種類が揃って出されます。
そして使い切ったら同じものを補充する。
素晴らしく合理的な朝食スタイルだなと、本当に感動しました。
一度だけ鍋で牛乳と炊いたオートミールが出されましたが極稀なようでした。
食事はワンプレート
夕食はというと、
Hauptgericht|ハオプトゲリヒト(=メインディッシュ)1品と
Beilage|バイラーゲ(=サイドディッシュ)1品か2品が大皿で中央に置かれ、
そこから各自のプレートによそっていただきます。
各自の皿は一枚のみ。
一品ずつ一人前に取り分けた皿を各自の前に並べたりしません。
そしてこのメインとサイドを盛り付けたワンプレートだけをお腹いっぱい食べます。
日本の食事と比べるとびっくりするほどシンプルで箸を迷わす必要がありません。
これなら洗い物が少なくて済みますよね。
ちなみに、
ドイツではこの食事の後に必ずデザートタイムがセットになっています。
甘いの苦手なドイツ人っていないのかな??
それはまた別途ご紹介しますね。
手料理は少しだけ
しっかり手料理は1日1回、
昼夜どちらかに手をかけたら、もう一方は超簡素。
その手をかけるっていうメニューも日本に比べたら簡単に思われます。
料理が趣味でもなければ、
日本人のように何品も自分でつくったりはしません。
それに、砂糖にみりん・酒に醤油、ダシだ何だと、
いくつもの調味料を自分で調合するなんてことはしません。
茹でるか炒め揚げるかして、食べる時に市販のソースをつけるとか
やはり市販のソースで煮込むとか、そんな感じです。
本当の意味での男女平等
日本のように炊事洗濯は女の仕事みたいな風潮は感じられません。
男性も普通に台所に立っています。
女性が調理するなら、その間に男性が必要なものを食卓に並べたり
基本的になんでも共同作業のようにみえます。
そのうえ力仕事は男性がやってくれるのですから
これはもう羨ましいったらないです。
なお、すべて私の経験による主観であることをご承知おきください。