第2の主食『ナハティッシュ』
私から言わせると、
本来のメインディッシュである料理は
なんつーか、立ち位置が『前菜』的な感じ。
そして団らんを彩る真のメインディッシュはコレ!
『der Nachtisch|ナハティッシュ』
(意味)デザートです。
日本で複数人が食卓を囲む時、
品数多く料理を並べ、食べながら会話を楽しみ、
デザート的なものも食事終わりに流れで出されますよね。
ドイツの場合、
メイン1品に副菜1〜2品を取り分け食べ終えると、
食卓を片して仕切り直してからデザートタイムに入ります。
そして開始からお開きまでの全体で考えると、
こちらの時間が圧倒的に長い。
だからこの時間に登場するデザート
『ナハティッシュ』がとても大切なんです。
ドイツの食事にデザートなしは許されない
ドイツ料理の印象は一言で言って『ゴツい』
食べ物全般がデカくて食べ応えがある。
それはスイーツも同様です。
ドイツ菓子はゴツい
ガッシリ!ズッシリ!ドーーーン!
見た目のサイズ感だけでなく中身もギッチリ。
食感の柔らかさや軽さが好まれる日本とは正に対極です。
日本人が大好きなフレーズ
『ふわトロ』『口に含んだ瞬間消える』
そんな食べ物ないです。
もー、ほんとーに、悲しくなるほどボリューミー。
実は私かなり食が細いので、ドイツ料理のポーションのデカさ、
特にこの食後のごっついデザートがかなり負担なんです。
食事が辛くて渡独がためらわれるくらい。。。
しかし、
ドイツ側にしてみたらこれが『オ・モ・テ・ナ・シ』です。
デザートタイムに入ってからが夜を楽しむ本番と言っても良さ気。
でっかいマグに波々とコーヒーを注ぎ、たっぷりのおやつを用意して、
ここからゆっくりと会話を楽しむのです。
さあ取って!
これ食べて!
こっちも美味しいよ!
両方取って!
全種類味わって!!
そんな感じで親切に皿にケーキを盛ってくれます。
気持ちは大喜びしてひと通りガツガツいきたいですが、
すでにメインディッシュでお腹パンパン。
なのにこの量この甘さ。
途中何度かコーヒーのお代わりを勧められますが、
菓子どころかコーヒーすら減りません。
これにはゲストがガッカリです。
わかります、伝わってきます、、ツラい。お腹もツラい心もツラい。。
あー、マジでドラえもんの四次元ポケットみたく
胃袋取り替えられたらなー!!
日本の菓子に対するドイツ人の不満
逆にドイツ人側からすると
日本のお菓子は美味しいけど、軽過ぎて食べた気がしないそうです。
私は友達から不満を漏らされました笑
大皿に盛られたケーキなどいただくときは、食べごたえ満点のドイツ菓子であっても一回はおかわりするのに
日本の小ぢんまりしたケーキじゃ山盛りとらなきゃ足りやしない。
けど恥ずかしいからそんなことできないって笑