諸星大二郎『天孫降臨』集英社|昔の怖い短編漫画(47)

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作品情報

妖怪ハンター稗田礼二郎のフィールド・ノートより
『天孫降臨』
・短編全5話
・発行所:集英社
・1993年発行
・定価800円

作品もくじ

・闇の客人(まろうど)
・「花咲爺論序説」と「幻の木」事件-概要-
・川上より来たりて
・天孫降臨
第一章:大樹伝説
第二章:樹海にて
第三章:若彦復活
・天神さま

おすすめポイント

好き過ぎて悩んだ時の、お気に入りシーンピックアップ。

その1(P105)から

男性
村人

源三さん、うしろの人は?

(源三)

よっぱ
源三

え・・・?

その2(P116)から

女性
美加

それはお兄ちゃんじゃないわ。中に入れないで!

男性
稗田

ば・・・ばかな・・・この番組は録画のはずだぞ・・・?

その3(P187)から

男性

玉の御統(みすまる)御統に、あな玉はやみ谷二渡らす、阿冶志貴高日子根(あじしきたかひこね)の神ぞ!

などなど。まぁ、まぁ。読んでなければ全く意味不明ですよね、すいません。しっかしこれ、何度読み直してもイチイチ熱いわー!

ところで今日この一冊を選んだ理由は稗田礼二郎シリーズではなく『天神さま』を思い出したから。

作品ピックアップ

『天神さま』
わらべうた冒頭のこの一節。

お宮のご用はすんだけど、
かわたれ時にはお化けが出ます

今日、日が傾きはじめた16時過ぎにひとりで散歩に出たんです。そうまさに彼は誰時(かはたれどき)。あぁこの言葉、怪しいものが潜んでいそうな響きに満ち満ちている!

荻窪から神社をはしごしながら大宮八幡宮まで善福寺川沿いを歩くうち、すっかり暗くなり、風に煽られた木々のざわめきが一層大きく響きます。すれ違う人は皆一様に曖昧なシルエット……

よっぱ
よっぱ

ドキドキする

特にしびれるのは『宮下橋』。和田掘公園と反対側の河川敷歩道は雑木林の奥で行き止まりになっています。対岸の街路灯の光がわずかに射す程度の暗がりで、ひとり袋小路に取り残されると、本当にお化けが出そうです。子供の時に感じたあの怖さがよみがえってきますよ。

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