秋の味覚プフィファーリング
Steinpilzeシュタインピルツ(和名:ヤマドリタケ)伊:ポルチーニも
旬の秋にドサッと出回るキノコと聞いておりますが、
私がみたところハンブルクで秋の風物詩といえば断然こちら
Pfifferlingプフィッファーリング(和名:アンズダケ)
その扱いは春の『Stintキュウリウオ』や『Spagel白アスパラガス』と並びます。
鮮やかな黄金色が目を引くキノコです
その他のキノコ類は以下
Kräuterseitling(エリンギ)
Austernpilz(平茸・ヒラタケ)
Shiitake(椎茸・シイタケ)
どのお店でも売られている定番キコノです。
椎茸はドイツでもシイタケという名前で売られてますよ☆彡
これが日本の場合
しめじ、えのき、エリンギ、椎茸、舞茸、マッシュルーム、
最近はヒラタケも定番になりつつあると私は感じています。
これに乾燥のキクラゲなど含めれば
日常的に売られているキノコの種類の多さなら日本の方が断然豊富でしょう。
日本人はキコノ好き
プフィファーリングを日本人が食べない理由
日本人がキノコ好き民族だからこそ栽培技術が進歩し価格も安定して
年がら年中たくさんの種類のキノコが安く食べられるようになったのだ。
と、思っていますが
日本食にいまいち合わない洋物のマッシュルームですら定着し
味だけならポルチーニも昨今ポピュラーになりつつある中で
ドイツでこれだけ盛大にもてはやかされているプフィッファーリングが
な~ぜ日本ではまったくこれっぽっちも流通しないのか
ちょっと不思議に思ったので調べました。
何とアンズダケ、毒あります。
といっても極微量。
しかし、思わずつぶやいてしまいました。
え、毒あるんだ、、
その時、友達が間髪入れずに言いました
何言ってんのよ、日本人なんてフグ食べてんじゃん!笑笑
まったくおっしゃる通り💧
アハ☆彡でしたね~笑笑
では栽培が難しいのか?
いいえ。
逆に日本はアンズダケが育ちやすい環境らしいっす。
つーことは・・・
流通しない本当の理由は、味?
確かにとんでもなく美味しいかと言われるとそうでもないか、な。
また、
日本のスーパーでは小分けにパック売りされているキノコ類ですが
ドイツではキノコも野菜のように基本バラ売りの量り売りです。
それも手伝って、
このプフィッファーリングの売られている様が、毎度、どうも、
正直あまり美しくないのですよ。
丸くふっくらした形状の他のキノコとちがって
ヒダが多くて形が不揃いで
そのうえ石づき部分か何かの黒いカスが
ヒダにまとわりついていて上手く取れないし
ぶっちゃけ食欲も買う気もそそりません
販売過程でついてしまう多少の汚れや商品の見栄えなどに対して、
ドイツ人は日本人ほどに神経質ではないのでしょう。
それも効率を重視するドイツ人らしい気がします。
プフィファーリングの食べ方
旬のときに友達が自宅でプフィファーリングを料理してくれました。
調理方法はいたってシンプル。
細かく刻んでバターで炒めて、一口大にカットして火を通したジャガイモと混ぜるだけ。
味付けは塩コショウのみ。
あとはサイドディッシュとしてマヨネーズであえたカットトマトが添えられただけ。
本当にドイツの家庭料理はシンプルの一言です。
参考までに『Spagel白アスパラ』の時は↓こう↓でした。
パン食の時とは正反対にテーブルの上がスカスカ笑
楽でいいですよね。羨ましい。こうありたい。けど出来ない。なぜか出来ない。
なぜなら『愛は手料理で表し、愛の深さと品数は比例する。』と考える
自らの首を絞め疲弊するだけの日本人発想に私の脳内も支配されているから。
いったい何の呪いなのか
日常的に食されるキノコの種類では日本の方が上回っている感じですが
ドイツではキノコをつかった缶詰やレトルトのソースやスープの種類が大変豊富です。
私はこれをお土産の定番としています。
かさばらないし安価で種類豊富なのでおすすめですよ。
EDEKAなどのスーパーでお買い求めください
以上、秋の味覚アンズタケについてでした。